今は夏休みですが、子どもの夏休みの宿題をみながら、もし親から注文をつけさせてもらえるのなら、夏休みくらい普段と違う視点をもてる宿題を出してくれたらいいのにな、と思います。
いつもやってる漢字やら学校の教科のプリントみたいな近視眼的なものでなく、哲学的に深くものを考えさせる課題やら、芸術を鑑賞させるような課題とか、夏休みという長期の休みだからこそできる普段の時間では触れられない領域についての宿題はどうなんだろうと思います。
それもたったの1つか2つだけの宿題に絞ってくれたらいいなと。
いやいや美術の課題はでてますよ、本を読んだ感想文も、と言われるかもしれませんが、他の課題が山盛りで、美術や感想文も駆け足でやらないといけない量です。おまけに中学校以上だと部活もありますからね。だからやっつけ的にただやってる子がほとんどではないでしょうか。
私のダンナさんは、こどもの大量の宿題をみて、これは子どものうちから目の前のことだけに忙しくしていろんなことを考えつかせないようにするシステム(従って働くだけの)では?!と毒を吐いてますが (汗)、ほんとに何故にこんなに子どもを忙しくさせてるのか、そんでもってその課題を作ったり、集めたりする先生も忙しいだろうから、ちょっとした悪循環のようにみえてしまいます。
恐らく、この忙しさは、先の受験に向けて夏休みもしっかり勉強する、を目指してるんでしょうけどね。
フランスはどうなの?と聞けば、バカンスに宿題などなし、です、はい、ゼロです。
子供らは7月と8月のほぼ2ヶ月がバカンス100%です。
親も長期休暇でバカンスしてるから、親も子どももバカンスにどっぷりです。
それで、バカンス終わって9月になって学校に戻ると、それ以前に勉強したことがいっつもゼロになってしまっていたそうです(大汗、あくまで私のダンナさんが、ですけど)。
それはそれで相当に困ったそうな(冷汗)。タイムスリップしてきたような感覚でしょうか…
しかし、そのように2ヶ月遊びほうけるキリギリス的なフランス人と、夏休みもせっせと宿題やら塾にいくアリ的な日本人で学力にそんなに差がでてるわけでもないし、高校受験や大学受験でコツコツしてきた日本人が有利ってことでもないようにみえます。
だったら、のんびりしようよ〜
ってこれは私の性質から来る感覚かもしれません。
勤勉にやるほうが、毎日が正される感じで気持ちがよい、という人も多いのかもしれない。
これからは、夏休みの宿題も、きっちりタイプとか、のんびりタイプ、ややのんびりタイプ、芸術重視タイプ、自由研究追求タイプなど、個人の性質や指向で選べるタイプ別にすればよいのでは、と思いました。
9割の子がきっちりタイプを選んだりして(大汗)。
この夏、スイカを何玉買っただろうか〜。切って冷蔵庫に入れるの大変だけど、いつもあっという間になくなります。