ホメオパシー療法を受けようと(=ホメオパスにかかる)決めたら、まずはコンサルテーションを受けます。
コンサルテーションのことを、セッションと呼ぶ人もいるし、ケーステイキング、相談会と読んでいる人々もいます。 いずれにしろ一般的には、それは何?ということになるので、一般に普及した言葉”カウンセリング”のようなものです、と私は説明しています。
カウンセリングは日本語でいうと、”相談し援助する”という意味らしく、英単語の意味をみると ”相談” ”助言”のことらしいので、あながち違ってもいません。ただ心理療法と異なるのは、ホメオパシー療法のカウンセリングでの ”助言/援助” は言葉で与えられるものではなく、レメディ選択によって行われます。相談で話していただいたことをもとに、その方のレメディを選択して、そのレメディによって問題を解消していくのを目指します。
コンサルテーションは初回では約2時間ほどかかって、色々な話を伺っていきます。 困っている症状(身体も心も)から始まって、どんな体質か、怖いものは何か、どんな食べ物が好きか、どんな夢をみるか、どういう子どもだったかなど、ありとあらゆることについてお尋ねします。
どんな態勢で眠りますか?みたいな質問もするときがあり、質問自体に「え?」と問い返す方もいたりします。こちらがなぜそんなにその方のことを知りたいかというと、レメディを探すため、です。 レメディを表す特長というのは、その方の様々な部分にでているものなので、それを多角的に探しているのです。
私にはなんとなくその方を表す首飾りのようなもの、ロザリオを作っているようなイメージが浮かびます。コンサルテーションで伺った1つ1つの情報を珠としてつなげていくと、最後にその方全体を表すロザリオができる、みたいな感じです。別の言い方でいうと、その方を”ざる”で漉すと、そこに残るその人の本質みたいなものだと思います。
ちなみにロザリオというのは、ラテン語でバラの冠という意味らしいです。ロザリオの珠と日本の数珠って非常に似ているから、スピリチュアルな観点からみると、象徴的に同じものを表しているのでは、と思います。ちなみにバラモン教(ヒンズーのもと)でもイスラム教でも似たような祈りの道具があるようなので、文明を超えた霊界の真実がそこにあるんでしょうね(なんだかわからないけど)。私がなぜか持ってしまうロザリオのイメージにも恐らく意味があるのかもしれません。
ということで、ホメオパシーのコンサルテーションは、レメディの情報集めが目的なのですが、実は副次的な効用もあります。コンサルテーションが佳境に入ると、本質部分=潜在意識に揺さぶりをかけるような問答が行われるので、そこで心理療法で行われるのに近い気づきがもたらされます。
本来ならレメディでもたらされる効果が、すでにコンサルテーションの時点からスタートしていることもしばしばです。(ものすご〜い感受性の高い方は、予約を入れた時点からなんか起こっているみたいです…嘘のようだけどホント)
とはいえ、この副次的な「気づき」の作用は個人差が大きいようです。過去にご自分の深い部分を探ろうとした経験がある方や直感の鋭い方、瞑想などを行っている方などは気づきが早いようで、どんどん芋づる式にでてきます。
その後、レメディが入ることで、さらに自然治癒力が活性化されると、みえないものなのにまるでみえるかのように身体や心が動いていくのを感じることがあります。→ なんて書いてますが、全くスピリチュアルな能力はないもので、あくまでそういう印象ってことです(苦笑)
ホメオパシーってすごい、って思いますが、実際にはそうそう上手く行かないことも多々あるのが現実で、日々自己研鑽中なり。
ホメオパシー?なんか怪しいけど、そのコンサルテーションとやらには興味があるね、などと思った方。HPの方も御覧になってくださいまし:https://arnicahomeo.wordpress.com