蛇イチゴと野イチゴ

ご近所さんのお友達にお昼にお呼ばれしました。

出されたサラダに、赤い実がバラバラとトッピングで振りかけられてありました。

これは蛇イチゴでは?!(汗)….いいえ、それは”野イチゴ”でした。

食べてびっくり、甘い!

裏の山に生えてる野いちごを摘んできて、サラダにトッピングしたのだそうです。

野いちごというものを知らなかった私を、実際に生えてる場所に連れていってくれました。

最初、蛇いちごと見分けがつきにくかったのですが、両方を摘んで同時に見比べるとよくわかりました。

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↑ 左が蛇イチゴ:実の真ん中が白い。葉っぱは三つ葉で、葉の縁はゆるいぎざぎざになってる
右が野イチゴ;実の真ん中は空洞。葉っぱは三つ葉だけど細長く先がとがってる。

お花の時期には違いは一目瞭然、蛇イチゴは黄色で、野イチゴは白い花が咲くそうです。

蛇イチゴって、蛇がいそうなちょっと湿った場所に生えてるとか言われ、別名毒イチゴとも言われますが、実際には毒もなく食べれるそう。ただ味がないので美味しくないらしい。

実際に我が家の裏にも蛇イチゴ結構生えてますが、バラでもなんでも食べちゃう庭を荒らすシカ達も蛇イチゴをなぜか食べない…同じバラ科でこんなに似ている実なのに一方は甘くて美味しくて、片方は美味しくもない。蛇イチゴは食べられないことで、進化をとげて繁殖してきたのか?!

ところで蛇イチゴは、蛇苺(ジャバイ)という名称で漢方にも使われるそうです。効能は抗菌•抗炎症作用。

そして民間薬としても昔からおばあちゃんのくすりばこ的に使われており、蛇イチゴの実を焼酎につけておいて、虫さされや汗疹(あせも)の薬として使うんだそうです。抗菌•抗炎症作用があるからか、痒みが止まり、虫さされは跡も残りにくいんだとか。

この民間薬はホメオパシー的にみて効果あるだろうと感じました。類似の法則からいっても、蛇イチゴの赤くぶつぶつした表面と腫れた感じは、虫にさされて腫れた感じを思わせるからです。

早速、裏に生えてた蛇イチゴを摘んできて焼酎につけました〜今年の夏はこれを使ってみようっと。

(作り方は、蛇イチゴの実だけを摘んで、二倍の量くらいの焼酎を注ぐだけ。2週間くらい漬けたら使えるそうです。虫にさされた部分や汗疹の部分に塗るだけです)