今朝、TVをつけたらマイケル•チャンがインタビューに答えていて、テニス好きな私は手を止めました。
マイケル•チャンがグランドスラムに臨む錦織選手に伝えたいアドバイスとして「フリーポイントをあたえない」と話していたとインタビュアーが話してましたが、上位での戦いになると細かいミスをしないことが勝つことにつながるという意のようでした。
あのレベルまでいくと、大技やテクニックよりも細かいことでミスしないことが最も大事なことになってくるんでしょうね。小さなミスが命取りみたいなことでしょうか。
マイケル•チャンって目力がすごいというか、彼のまなざしをみるだけで「師」という感じがします。彼の目をみると、テニスは浮かばなくて、空手やカンフー映画にででてくる「師」にどうしてもみえてしまう私です。
で、マイケル•チャンのその朝の言葉を聞いて、ふと 「魂は細部に宿る」という言葉を思い浮かべました。
God is in the detail. の日本語訳ですが、これを言ったのは、ドイツ人の前衛建築家のミース(Mies)って人です。建築だろうが芸術だろうが、スポーツだろうが、そして仕事でも日常生活でも、同じことが言えるな〜と思い、なんだか妙にマイケル•チャンのアドバイスに納得しました。
Miesは、インテリア好きの人なら、バルセロナチェアを思い浮かべるかもしれません(あれ、ネットでみると11万円くらいで買えるんですね、買わないけど…苦笑)。建築作品でいうと、壁がガラスでできてる建物(雑な説明すみません)といえばなんとなくどういう作品を作った人かイメージがわくかと思います。
「魂(神)は細部に宿る」とは、抽象的にいくらでも解釈ができるから、味わい深いな〜と思います。
文字通り、細部こそが重要ともいえるし、全体で初めて魂を表現できるけど、それは細部にも当然現れているともとれるし、細部に魂をいれるからこそ偉大なものがつくりあげられる、なんて解釈もできるし、それはこの文章がビビッと来た人千万の解釈が成り立つのでしょう。つまりは、この文章1文にこそ、魂が宿っているってことにも解釈できて、この文章を発せられるってことは、その普遍的な真実=神、魂を理解していたのだとMiesのことを解釈したりもできます…だんだん言葉遊びになってますが。
私に限っては、自分の生活&仕事に振り返って、細部にも魂をこめつつ大事に精進していくことが、なにかを成し遂げていく道なんだろうと、腐らずコツコツやっていくしかない、と戒め&励ましの言葉として受け取りました。
こつこつとホメオパシー療法やってます。ご興味のある方はHPの方へもどうぞ: