ホメオパシー療法家(=ホメオパスといいます)をやっていますが、ホメオパシーは日本ではまだまだマイナーな療法で、知らない人がほとんどです。
ホメオパシーは何かを説明しても、いっぺんでわかってもらえることはないし(説明が悪いのかもしれませんが)、セルフケアで使っている人でもよくわかっていない人多いと思います(自分も最初そうでした)。
そんな感じでよくいわれるのは、「(説明はなんとなくわかった)で、ホメオパシーはつまり何に効くの?」。
結局何に効くかがわからないと、試そうと思うところまでいかないですからね。
この答え、でも正直難しいんですよ。ホメオパシー療法はもともと医師が病いを本当の意味で「治す」(薬で一時的に対処するのではなく)ために確立した療法なので、「病気にも心理的な病いにも、効きます」というのがまず浮かぶ答えなのですが、これ日本の薬事法の関係で公には言えません(汗)。
もちろん薬事法へのひっかかりだけでなく、なるべく誠実に誇大表現のないように言うとしても、「病気にも心の病いにも効くけど、それはレメディとその人(患者さん)しだいとしか言えない」ということになります。
ホメオパシー療法は、各人のもつ自然治癒力に働きかけるので、自然治癒力が深いところから整えば、その力で抱えている体や心の病いが
外されることはよくあります。
ただそれはその人の自然治癒力や遺伝的に受け継いだ要素によって差異があるので、ある人にすごく効果があったからといって、他の人にもそれがあてはまるとは言い切ることはできません。学校でたくさんのケースも学びますが、レメディで完全に健康な状態まで戻った人がいる一方、精神的にものすごい改善をみせたのにある病いだけは平行線のままだった人などもいて、それは1つの療法だけで治療する限界かもと思うし、それぞれの人間の体の神秘としかいいようがないのかなとも思ったりします。
また自然治癒力の差異だけではなく、レメディが正しく選ばれることも、とても重要です。
その人に流れているのと同じエネルギーを持つレメディを選ぶことができなければ、自然治癒力が深いところから整うことは難しいからです(深くなく、ある程度は整いますが)。
これはホメオパシー療法に限らず、お医者さんや歯医者さん、またはマッサージなんかでも「人や技術による」ところが大きかったりするので同様でしょうか。
それと自然治癒力だから何の病いにでも作用するのかというと、そうでもないです。
器官や骨の組織など長時間かかって硬直した状態になったものや、再生不可能な組織や、簡単な例でいうと進行した虫歯など、自然治癒力がどんなにうまく働いても、もうどうにもできない状態のものには作用しません。
最後にですが、上述したものだけでなく療法を受ける方自身の生活習慣も大事になってきます。
肥満で悩んでいて療法を受けレメディを取っているのに、相変わらず暴飲暴食を続けているなら、それは治癒するのは難しいです。
(わかりやすくこの例を書きましたが、ホメオパシー療法を受けていると暴飲暴食をさせていた心理的な要因にレメディが作用して暴飲暴食したくなくなる流れなので、
実際にはこの例は起きないかもしれません)。
まとめてみますと、ホメオパシー療法は、様々な病に効く可能性がある、ですかね(難)。
こんな症状あるけど、ホメオパシー試してみようかしらって方は、こちらのHPも読んでみてください:
http://arnicahomeo.wordpress.com