このところ、自然療法と薬との併用について相談を受けることが重なったので、
そのことについて記事にしたいと思います。
自然療法家でもある私の個人的な考えですが、
私が思う薬が必要なときというのは;
重篤もしくは
緊急と思われる症状のとき
です。
そういうときに、薬は本当に強い味方だと思います。
逆に薬が不要だと思うときは、
未然の状態で使うとき(このままだとXXXになるかもしれないので、という不安や恐れが動機)と、
重篤や緊急時を脱したのに、延々と薬という外部の力に頼ってるとき
です。
薬が不要な状態というのは、
自分に備わった自然治癒力を使っていないとき → 自然治癒力を発揮できるときという
言い方もできます。
薬は、松葉杖や車椅子と同じようなものだと思います。
足を折って骨が固定されていないときに、車椅子や松葉杖は必要だと思います。
でも、骨がくっついたあとまで、松葉杖や車椅子に乗り続けていこうと思う人はいないのではないでしょうか。
また一方で、松葉杖や車椅子を長いこと使っていたひとが、
いきなりそれをはずして、すぐに歩けるか?
ということも考えるとよいと思います。
これまで、長い間、薬を体内に取り込んでいたのに(その状態で体が安定してるのに)、
薬をやめたから、すぐに自然治癒力が魔法のように発動するかというとそれもないと思います。
骨折の例でいうなら、これから自分の力で歩いていきたいと決めたのなら、
最初は車椅子に少し頼りながらも、同時にリハビリをして筋肉をつけていきながら、
段々と歩けるようになっていくのが体の自然な治癒過程だと思います。
また、自力で歩きたいと決めた人に、
「じゃ、歩いてみてください」といって車椅子から降ろして歩かせたら、すぐには歩けない、
そのときに「ほら、やっぱり歩けないよね、じゃ車椅子を使い続けてね」というような判断は、
目の前の現実だけ=そのときの検査の数値だけで評価してるので、
いつまでたっても自分の治癒力を発揮できない状態に留めるとも思います。
こういうことを考えると、医療と自然治癒力をつかった自然療法は、
途中でバトンタッチするように共存していくのがベストでは、と思います。
どちらが患者さんを「治した」ということに拘らないで、
患者さんが治っていく=自立した健康を取り戻すために、お互いの得意なところを発揮したらよいと思います。
昨今では統合医療という考えもかなり浸透してきましたので、これからそれがさらに普及&具体化していくと、
薬との併用に悩んだり、
自然療法にかかりたいけどお医者様のいうことに従わなきゃいけないのではと葛藤する悩みは減っていくのではないかなと思います。
ちなみに厚生労働省の統合医療ページに、過去にあんなにバッシングされた(汗)、
ホメオパシーという文言すら載る時代になってますので、統合医療の考えはさらに進んでいくと思います:
https://www.ejim.ncgg.go.jp/public/about/
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今年は苗をゲットできたので来年から自宅で咲くのがみれるかも〜

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上記に書いた、お医者様が言うことに従わないと、というジレンマを抱えてる人はすごく多いです。
そのジレンマを深くみていくと、
言うことをきかないと見放されるという幼少期の親との問題がみえたり、
権力には逆らえないという無力感がみえたり、
自分が決めたことに自分で責任を取る自信がない、
というような自立の問題がでてきます。
究極は、健康に関する問題も、
自分の深いところで自分が望んでいることにつながっていくと、
自分にとってベストの療法にいきつけます(医療にしても、自然療法にしても)。
自然療法の扉もたたいてみたい方、
私がやってるのはエネルギーを扱う療法です。
詳しくはHPの方へどうぞ:https://arnicahomeo.com/