先日の朝、スコッチ(猫)が巣立ったばかりと思われる野鳥のヒナをくわえてきました(汗)。
すぐに保護して、猫に再度捕まえられないよう少し離れた裏山で解放しようとしたのですが、この小鳥はなぜか逃げようとしません。
これまで猫に捕まえられてきた小鳥たちは、外で解放するや否や、一目散に逃げ飛んでいくのですが、
この小鳥はまったく逃げようとしません ↓ (左にうつってるの私の頭です)

逃げるどころか、私の手のひらに座ったままで、うとうとと目を閉じて寝そうになってます(苦笑)。
飛び立てるまで成長していなかったヒナなんでしょうか、しかし全く怯える気配も警戒心もありません。
とりあえずしばらく休ませようと、巣にみたててタオルでつくった入れ物にいれても出てきてしまいます。
人の指とか手に乗せてるほうが体温があるからなのか?安心するようでした。
手のり文鳥のように指に乗せてもそのままじっとしていて、指に乗せたまま私が移動しても飛び立ちません、きゅーん、可愛い。
こちら息子の手 ↓ 誰の手にのせてもうとうと寝ながら、チチッと時々思い出したように鳴きます(この写真は目を閉じてるところ)。

仕事があったので、ずーっと指にのっけておくわけにもいかず、
スーパーのマイバスケットを使って枝を差し込み、簡易のつかまり枝をつくりました ↓

枝が太すぎてつかまれないようなので、軍手の綿のひっかかりを利用しました…..
この開放感のある枝にのっても、飛んでもいかず、半分眠りながら、時々チチッと規則的に鳴いております。
仕事の間、猫に襲われないように別のカゴでフタをしていたのですが、仕事が終わって見にいくと、なんと親鳥が近くまで来ていました。
親が清らかな声で鳴いたあとに、この子がチチッと鳴くというやりとりを何度も何度も繰り返していて、この子もやっと枝から移動していました。
朝にスコッチがこの子を連れてきて、この親鳥が現れるまで 5, 6時間経過していたと思いますが、ちゃんと探しにきた親鳥、すごい〜!!
何の鳥かわからなかったのですが、親鳥の様相からみるとホオジロという鳥のようです。
親鳥は人間がいると近寄ってこないので、このつかまり枝のマイバスケットごと、少し離れた場所に置いて様子をみました。できることなら親鳥の元に帰ってほしい(祈)。
親鳥は一生懸命に鳴いて子をはげますのですが、この子はなかなか飛ぼうとしません。
すると親鳥はどこかへ飛んでいって、餌(虫)をつかまえてきて、この子にあげました。
すると ↓ 地上から、 Aの位置(隣のお宅の屋根の上)まで羽ばたけました。やった!

親鳥は、その後も近くの電線にとまって、こっちにおいでというように鳴いてるのだけど、子はなかなかAの位置から動かず(汗)、そしたらまた親はどこかから虫を運んできて食べさせます。
そこでやっとBの位置まで飛びました。
そしてまた親が鳴いてはげまして、動かない子に虫を2回くらい運んできて、なんとかCの位置まで飛びました。
AからCまでいくのに、数十分かかったと思います。
この子はまだ飛べない子なんだろうな、と思いつつ、このままだと今晩この子はどうなるんだろうと心配になった頃、やっと屋根のてっぺんで親子合流しました ↓

左が親で、右が子です。
どうなるの…とみつめる私、
そのとき、まるで、イチニノサンッ と声をかけたかのように、
二羽でいっせいに空に飛び立ちました。
あの子、思ったよりもずっと高く飛べたんです(涙)!
すぐに追いかけましたが、どこに飛んで行ったのかわかりませんでした。
スコッチが連れてきたくらいだから巣はそんなに遠くないと思うので、巣に帰ったのかもしれませんが、いずれにしろ親と一緒に移動できたのでよかったです。
あとで調べると、ホオジロは生まれて2週間もたたないうちに巣立ちはするのだけど、その後1ヶ月ほどは親に餌をもらいながら成鳥になっていくそうです。
だとすると、あの子は普通のヒナより早い時期に空を飛ぶことになってしまったのかもですが、でもちゃんと飛べたのだから、すごい潜在能力です。
あの親子で飛び立ったシーンを思い出すと、今でも胸が熱くなります。
親鳥は少しづつステップアップさせて、食べさせて&励まして、
雛鳥もちょっとづつ踏み出して、生まれて初めてあんなに高く飛んだのでしょう。
あの子がもっと自由に飛べるようになったら、我が家まで飛んできてまた私の指に止まってほしいな〜(夢)。
こんにちは。野鳥のヒナを手にのせる貴重な体験は まず、ないですよね(^^♪
すごく可愛いですね。そして親子愛を感じました。よく 安富の自然の写真を載せられてますよね。今までじっくり自然を楽しむ事がなかったので、この前 ゆっくりと鹿ヶ壺の滝を眺めてきました。コロナ自粛のストレスがスーッとどこかへ行った感じがして気持ちよかったです
それでは、また(^▽^)o
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コメントありがとうございます。
鹿ヶ壺の滝の存在に気がついたの、ひっこしてきて数年たってからです(苦笑)。
それまで単なるキャンプ地なのかと思っていたので(!)。
あの滝は本当にすごいものです、いつ行っても感動します。
大桂の木とか、三ケ谷の滝も素晴らしいですよね。
コロナ自粛中に初めて千畳平までウォーキングもしました。
この辺りは自然の宝物だらけですね。
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