少し前の記事に登場したノラネコくん (この記事の末尾に→写真アリ)、
フェリックスと呼んでます(Felix the cat というアニメの猫と同じ柄だから、笑)。
彼は最近こんなです ↓

我が家の離れの前の縁台(えんだい)でのんびりしてます=ゴハンが来るのを待ってます(苦笑)
↓ 死んでません(汗)気をゆるしてるのか思いきり寝てますzzz

これまで何を食べて生きてきたのかわかりませんが、ゴハンをあげるようになったら、毛並みが整ってきました。何よりも顔つきがかなり変わってきました。
お腹が満たされ、エサを探しうろつきまわる必要がなくなると、
こんなに柔和な顔になるものなんだな〜と思います。
フェリックスは、ご飯をたくさんもらったら、フイッと近所にお散歩?にでかけます。
そしてまたお腹が空いてくる頃に我が家の離れの前に現れます。
ご飯をあげて顔つきが変わってきたフェリックスをみながらつくづく思うのは、
ベーシックインカムを実現させよう
です。
コロナによる経済的打撃で
ユニバーサル・ベーシック・インカム(Universal Basic Income)
というアイデアが浮上してきますが(以前から言われてたそうで、フィンランドでは試験的な導入などが行われてた)、
私が説明するまでもなく「全ての人に無条件で一定額の金額を給付する策」のことです。
今回の10万円給付が今後も毎月全国民に配られたらどんなにいいだろう、と思いませんか。
ご飯を与えられただけで、顔が柔和になり、毛並みもよくなったフェリックス。
人間だって同じですよね。
基本的に食べていけるお金が与えられたら、どれだけ皆が穏やかな気持ちになるでしょうか。
それじゃ怠ける人がでてくるでしょ、なんていうことはないと思います。
ベーシックインカムっていわゆる年金暮らししてる方と似たような生活になるだろうと私は思います。
年金でやりくりしてご飯は食べていけるから、余った時間に野菜をつくったり、趣味の時間をもったりしてる年金暮らしの方が多いように、人は食べていければ、なんとなく自分が好きなことをするように動いていくものだと思います。
年金もらってても仕事が好きな人は、シニアサービスに登録して人の役に立とうとかおこづかいを稼ごうとするし、持ってる知識を地域の講座で教えたり、新たに何かを勉強したりするひともいる、そういう各人の性質ごとに動いていくものだと思います。
若い人だって同じで、食べていけることが保証されていれば、本当に自分の好きな道を選択することができるようになると思います。
働くことが好きなら仕事しようとなるだろうし、のんびりして暮らしたい子はたまに欲しいものができたときにアルバイトでもいいと思うし、農業など自給自足の道を選ぶ子もいるだろうし、絵を描くのがすきな子は望むだけ絵を描いていればいいし、ビジネスで成功したい野心のある子はそう動けばいいしetc.
ベーシックインカムが実現されたら、
今まで刷り込まれてきた価値観「働かざるもの食うべからず」が消滅して、
この職業なら一生食べていけるからこれにしなさい(→親のアドバイス)、
なんて選択肢はなくなっていくのではないでしょうか。
自分の大事な一生の多くの時間を、
好きでもなかったし、特にやりたくもなかった、でも稼ぐために選んだ仕事に費やしているというのは、
冷静に考えてみたら、なかなかぞっとする、まるで心を生贄(いけにえ)にするような選択ではなかったのでしょうか。
フェリックスがお腹がいっぱいになったら、ふらっとどこかに出かけていくように、
ベーシックインカムが実現されて、
食べる心配をしなくてよくなったら、私たち人間も、本当にやりたいことにふらっと向かっていくのではないでしょうか。

↑ ベーシックインカム配給中のフェリックス。そのうち、撫で撫でスリスリしたいです。