事前にするorしない

今朝、錦織選手の速報をみたくて珍しくTVをつけている私の横に、息子(小学校高学年)がやってきて、のんびりと画面をみながら歯を磨いていました(登校10分前)。

その後突然嵐のようなバタバタ。

学校に持って行かないとならない道具を押し込んだり、
帽子がみつからないとあわてふためいています。

しかもまだ靴下はいてない汗。

帽子が彼のいつも読んでいる本の下敷きになっていたのが見えたので、
ひっぱりだして教えてあげました。

それを機に我慢できずにわたしから小言がわんさか飛び出す(鬼)

彼はそんな小言に構っていられないので、
私に切れ気味に反論しながら、あわてて登校していきました。

このパターン、よくあるわー、一体いつ学ぶのだろうか…..

その後、ゴミ出ししながら、ふと気がつきました。

「本人が直そうという気がないんだから、そりゃ学ぶわけないわ」

親は、生活を自分で整えることを教えようとしてますが、

そこに恐らく価値を見いだしていないのだろうと思いました。

うちのダンナさんは、
出張で海外に行くときですら、スーツケースの準備は通常「当日」です。

以前、義母にその話をしたら、「あら、私と同じよ」とさらっと言われました。

母子揃って、ギリギリに準備する人達 (汗)。

息子も同じ思考のようで、
前日の夜に「明日の準備しておけば?」と声をかけても、ほぼやってない。

彼らにとって、明日の ”準備” や 旅行の ”準備” は
前日からやるほどのことでもないと思っているようです。

私は準備しておかないと安心できないと自分でわかっているので前日までにやります。

でも、私のダンナさんが仕事の事前準備もしていないかと言ったら、
仕事はちゃんと準備しているんですから、
やっぱり彼らにとって旅行や衣類等の準備は
あせってすることでもないってことなのでしょう。

確かに当日まで準備していなくても全然あせったりしていない。

海外に2週間いくときも、一泊で近場への旅行のときもそれは変わらず。

ということは事前準備を私は教えようとしていたけど、
もし息子の価値観がダンナさんと同じだとしたら、
息子には幾ら言っても響かないということだと納得しました。

ただ、息子自身は今朝あせっていたわけなので、
こういう焦ったり、ストレスになる出来事を体験しながら、
本人はそれをどういうふうに生かしていくのか……..今後楽しみです。

後記:その後、息子は家を巣立ち(これを記した時点で21歳)、
今夏に帰省したときのスーツケースをみていたら、
出発の日の前日に準備するようになっていました。
体験した後、最終的にそのように学んだようです。

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この記事を、振り返って思うのは、
親は自分が体験してきて子供に教えたいことを教えたら、
あとは本人の学ぶ速度や本人の性質&傾向があるので、
それを見守っていればいいんだろうな、
何より大事なのは、本人自体が自分でそれを体験し、学ぶことかなと思いました。