動物のきもち

先日「動物と話せる女性ハイジ/アニマルコミュニケーター」(ワニブックス)
という本を読みました。

読んでみて正直「本」として中身が濃いかはさておき、
彼女が伝えてくれる動物たちの気持は、とても興味深く、
色々なことを考えさせられました。
特に今は猫を飼っているので、
すとーんと心の中に動物たちの気持が入ってくるような気がしました。

ハイジさんは小さい頃から動物達の気持がよみとれるところがあったらしいです。
動物の気持を読むといっても、動物達と人間の言葉でやりとりするわけではなく、
動物達は彼女になにか伝えたいイメージを送ってきたり、
味や音や怖さなどの感覚をハイジさんに伝えてきて、
それを彼女が人間の言葉に言語化しています。
(動物によっては、人間の言葉を短いながら伝えたりもできるそう)

彼女が動物の気持をよみとる動画はYoutubeにもたくさんアップされています。

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へーっと驚いた楽しい例をだすと、
彼女が実家で飼っていた1匹の猫は、
クリスマスなどのときの綺麗にテーブルセッティングされたテーブルの上に乗っかって、グラスなどを倒すことなく、
しっぽを振り振り食器の間を上手に縫って歩きまわっていたらしいのですが、
そのときのその猫の気持は、
”何も壊さずにすいすいと食器の間を縫って歩くことが
すごく得意げで楽しかった”そうです。
ディズニー映画にでてくる猫とかがやりそうな行為ですが、
あれ、猫は楽しんでいるんですね。

他には、
ある猫が楽しいイメージとしてハイジさんに送ってきたものが、
飼い主と穴みたいなところで一緒に遊んでいる映像だったそうなんですが、
その映像のことを飼い主の若い男性に尋ねると、
ある雪が積もった日にカマクラを作って、
その中にその猫と一緒に入ってじゃれたり携帯で一緒に写真を取ったりして過ごしたことがあったそうです。
そんなこと人間が勝手に楽しんでいるだけかと思ったら、
猫も飼い主と一緒に楽しんでいたんですね、
そうやって一緒に過ごすことが楽しいのは、
私達と同じ気持なんだなって妙に感動しました。

涙をさそった例だと、
猫が突然凶暴になって噛み付いたりするようになって困った家族が、
ハイジさんに相談して気持を読み取ってもらったら、
その猫と小さいときからいつも一緒だった飼い主が、
進学をするために家を離れたことが原因でした。

ずっと一緒にいたのに突然いなくなって、
猫は相当に悲しい思いをしたそうです。
最初はなぜその飼い主が家に帰ってこないかわからず、
ずっと帰りを待っていたそうですが、
その悲しみや寂しさがいつのまにか怒りに変わってしまって、
その飼い主がたまに家に戻ってきても爪をたてて威嚇していたそうです。

ハイジさんからそれを聞かされた飼い主は愕然として、
とにかく猫にあやまり続け、好きだよという思いを送り続けていました。
動物は人間の言葉がわからないかと思いきや、ちゃんと話せば伝わるようです。
だから留守にするときや、
長く家を空けるときはきちんと何度も説明してあげたほうがいいなと思いました。

動物達に異変がおきたり、なにか調子がわるかったりするのには、
ちゃんと原因があって、
それは人間が病気になるのと同じプロセスだなと、
ホメオパシー療法をやっているものとして感慨深かったです。

私が個人的に特に興味深いと思ったことは、
ハイジさんを通して説明された動物達の気持に
「感謝」「ありがとう」がなかったことです。
飼ってくれてありがとう、とか、感謝している、という言葉はなかったことです。

その代わりとなる言葉は、飼い主さんのことが「好き」でした。
よく考えたら、ありがとう、感謝、って、
人間が宗教的に考えだした言葉なのかも。
社会として成り立つのに必要な言葉だったのか、
もしくは人間がもてる特別な感情なのか?!
動物達にありがとうという感情や言葉やイメージはないのかもと、
ちょっとした発見でした。

人間は、飼ってあげている、と上から目線で、動物達に「感謝」や「ありがとう」を人間同志のように期待しているかもしれないけど、
動物達にしたら上も下もないわけで、
ただ一緒にいる飼い主が好きか嫌いか怖いか怖くないか、
そしてそこの家でエサをくれるのかくれないのか、
その家にいてもいいのかどうか、だけなのかもしれないです。

別の言い方をすると、
人間は動物はペットという位置づけですが、
動物からしたら人間と自分達は同等なんだと思いました。

ホメオパシー療法は動物にも使えて、動物専門で診ているホメオパスも結構います。
私はいまのところ動物は診ていませんが、
ハイジさんの本と動画をみたことで、
動物も人間と同じように扱えばいいんだなと
(飼い主さんから情報を得たりすれば)思えて新たな発見でした。

上述の猫みたいに、
誰かを失ったショックや悲しみから抜け出せないもしくは調子を崩している方には、
ホメオパシー療法が助けになるかもしれません。ご興味のある方はこちらのHPへどうぞ:https://arnicahomeo.wordpress.com

あなたのレメディとは?

ホメオパシー療法には、
自分でキットからレメディを選んで使うセルフケアと、
ホメオパスにかかるという選択があります。

長いことor 繰り返し抱えている不調がある場合は、
ホメオパスにかかることをオススメします。
例えば、不眠の状態がずっと続いていたり、数ヶ月おきに膀胱炎になるとか、
偏頭痛ともう10年以上つきあっている等です。

身体じゃなくて心の問題でも同じです。
転職をなぜか繰り返してしまう、
両親との確執があって親といると精神が不安定になる、
育児中にイライラして良くないとわかっているのに手をあげてしまう等。

一時的な問題でなく慢性的に患っているケースというのは、
セルフケアでよくなることは難しいので、
ホメオパスにかかるほうが早いし、有効です。

なぜかというと、
セルフケアのレメディには限りがありますし(多くて42種類ほどしかキットに入ってない)、
レメディの強さ(濃度)も限られていますので、
キットのレメディでは弱すぎたり、強すぎたりするし(一時的に悪化することも多い)、その経過をみる法則がわからないと、
自分で管理することは(=治癒していく方向に持っていくことは)、
私はなかなか難しいと思っています。

慢性的なケースというのは、
なるべくその方に深く合致するレメディを探すことが重要です。

その方にピッタリ合うレメディのことをクラシカルのホメオパシー療法では「シミリマム」といいます。

わかりやすくいうと、「あなたのレメディ」と言えるかもしれません(正確にはあなたにもっとも類似したレメディという意味です)。

ホメオパスにかかってあなたのレメディがみつかればサイコーです。
なぜなら、あなたのレメディがわかれば、そのレメディで今後のあなたの人生で起こる様々な心身の不調に対応することが可能だったりするからです。

とはいっても、それがあなたのレメディどうかを判断するのは難しいのです。

ストイックに定義しているイタリア人の巨匠ホメオパスの文言をあげると、
そのレメディだけでその人の一生の問題を(風邪でも捻挫でも更年期でも)
全てカバーできるレメディがシミリマムなんですが、
彼によるとそれを見極めるのに2年はケースを追いかけないとなりません。
一時的な回復なのか根本的なものかが、短期間ではわからないからです。

ところが、現実には療法が進んでレメディが確定してきて主訴が改善すれば、
その後はクライアントさんは来なくなるものですし
(治っているのに再診に来る必要もないですからね)、
逆にものすごい重症&複雑な症状の方で長期間かかる方だと、
症状が刻々と変化したりしますので、その都度レメディを変えていく必要があり、
そのレメディだけに留まるケースではなかったりもします。

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最終的に選ばれたあるレメディにより、
実際に主訴をはじめ心身全体が改善したので、
”恐らく”これがあなたのレメディでしょう、と言うことはできるのですが、
真の意味でそれがあなたの人生で1つのレメディ=シミリマムかというと、
上記の定義でいえば「恐らく」としか言えないのが実情です。
その後の追跡調査が実際にはできないので断定ができません。

しかも、あなたのレメディをみつけること、
そんなに簡単なわけでもないのです。
人によってはみつかりやすいこともありますが(像がシンプルな人)、
性質が閉じている方(その人の本質がわかりにくい)や複雑な病歴、
薬やホルモン剤などを長年とっている方の場合は、
あなたのレメディに簡単に行き着かず、
その前に色々なレメディを使う必要があることもあります。
(当然ホメオパスの力量の問題も大きくかかわってきます)

しかし、恐らくこれがあなたのレメディでしょうと思われる、そのレメディがあなたの自然治癒力を整えていく力は、かなりミラクルで、私はこのミラクルみたさにホメオパスをやっていると思います。

ということで、ホメオパスにかかってみたいと思った方は、こちらのWeb Pageへどうぞ:https://arnicahomeo.wordpress.com

2020.9月後記↓
あなたのレメディについて(シミリマム)は、現在は全くこだわっていません。
シミリマムとは、ホメオパシー療法家の不要な「こだわり(エゴ)」もしくは「原理主義的な考え」では?!と思っています(苦笑)。
わたしにとって大事なのは、クライアントさんが、「今」困ってる症状にフォーカスして、それをなんとか改善すること、ですのでそこをヘルプしてくれるレメディやエッセンスを選んでいくようにしています。

治るとき

台風が過ぎ、今日は快晴かと思いきや、まだ湿気が含まれた空気が残っています。

台風が行き過ぎたからといって、すぐにはカラッといかないわけですね。

これって、体や心が治るときと同じだなと思ったり。
何かが治るときに奇跡的に一瞬で治るというようなことは、人体的にみて起こらないと私は感じてます。

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ホメオパシーのレメディでも奇跡的なことが起こることがあります。
奇跡的に症状が動くことはよく聞くことです。
でもそれは完治とは違うんですよね。
その人とレメディが正確に共振共鳴した場合に、
奇跡的と表現できるようなことは起こりますが、
それが完治とは呼べない。
患っていたある症状が劇的に改善したり、動くのだけど、
それでおしまいではない、ということです。

例えば自分がアトピーを患った経験から話すと、HPにも書いていますが(ご興味のある方はどうぞ:http://arnicahomeo.wordpress.com/わたしのこと-3/)。
私はあのとき、漢方などを使いながら、一応は治ったのです。
しばらくは皮膚症状はなく、
夏になるとあせもみたいなものができていたくらいです(これ気になってはいましたが)。

それがホメオパシー療法を使用しだしてから(セルフケアでなく)、
また似たようなアトピー症状が一部に表れました。
アトピーを患ったときよりは、せまい範囲で、症状もやや軽減した状態です。
ホメオパシーを勉強中でしたから、レメディを取ったことで排出をうながされているのはわかりましたが、レメディを取るたびに、皮膚症状がでるので、
うんざりして私のホメオパスに相談しました。

その時、私のホメオパスと話しながら、自分の体を通してわかったのは、
完治までたどり着きたくても ”一気にゼロ”の状態まで
体がすぐに持っていくことはできないのだ、ということでした。

台風のような好転反応(治るときに一時的な悪化にみえる症状)があったからって、
その後一気にすっきりするかといったら、その余波症状は残っているのです。

振り子をイメージしてもらうといいのかもしれません。
ビヨーンとゆれて、反動で戻っても、そこでピタッとは止まりません。
振れが少しづつ小さくなりながら、最後に止まります。
完治していくときも、あのイメージです。

人間という生体は、そんな急なことはできかねるのだと、私は思います。

私のアトピーの完治もそんな感じでした。レメディを取ったことで皮膚症状が、前回より軽めに少しせまい範囲で出る、その次はもっと軽くせまくでる、その次はさらに軽くさらにせまく出る、そして最後に出なくなる。
こんな感じで静かに終息していくのです。

これは恐らく精神症状についても言えると思います。
重い精神症状を患っていた人が一気に治って、
ある時を境にそれまでの症状が全くなくなるというのは、
生体として無理な反応をしている(させられている)のだと思います。

症状の揺り戻しは徐々に小さくなりますが、いきなりゼロにはならず、それが生体として正常な反応だと理解しておくことが重要なんだと思います。

例えば、万引きがクセの人がいて、なにかの療法で劇的に改善したとします。
あー、良かったと家族が安心しているところに、
またその人が万引きしたと警察から通報。
家族は再度奈落の底に…ではなくて、それ揺り戻しかもしれないのです。

他の精神の部分で改善がみられるのなら、良い方向に向っている過程の揺れとして、
そこは静観して様子をみるのが良いと思います。
本人もそれがわかっていれば、
自分は”やっぱり”ダメだって、落ち込んだりしなくていいわけです。
振り幅がどんどん小さくなっていっていることに注目したらいいと思います。

なんにでも実はいえることなのかも。
急なダイエットとか、禁煙とか、地震、実は株の急落なんかも?! 宇宙的にみて物事が動くときって、そういうことなのかもしれません……

ということで人体に自然な方法で、不調を 整えたい方、ホメオパシー療法のHPもよかったら御覧ください:http://arnicahomeo.wordpress.com

どんな療法が向いてる?

心の病いや、体の病いを抱えているときに、どういう風に解決するか?

人やまわりの環境のせいにするっていうのが、まず最初に思いつくことですよね。
主人が忙しいから私が全部のことをやらなければならない
姑がいろいろ口うるさすぎる
仕事が忙しすぎる
同僚のXXさんが意地悪で、一緒にいると緊張する
通勤電車が混みすぎて気分が悪い etc.

確かにこれらも一因でしょうが、内面のことを色々見ていくと、
こんな状況を選んでいるのも自分自身だと気がついてきます。

ここまで気がついてくると、かなり楽になってくるのですが、
それでも簡単に自分のパターンは変えられない。
(どうしてこういうトラブルになるか)わかっちゃいるけど、
変えられないっていう状態です。

ダイエットや禁煙なんかも同じですよね、
やめなきゃ、体によくない、やせたいっていう動機ははっきりしているのに、
でもやめられない….

こうなったときは、自分だけで苦しまず、誰かの力を借りたらいいと思うんです。

特に潜在意識まで沈んでしまっている、
そのやめられない原因の根っこがある場合は、
自分では、その根が何か気がついていないのですから、
考えや心の持ちかたという表面的なアプローチで変えようとしても、
なかなか手強いです。

自分で一人でそこを掘り下げることもできますが、
向き合っていくには想像以上に苦しかったりします。
なぜなら、それは自分がどうしても対面したくなくて逃げてきたものだから。
心が無意識に避けていたりするので、その傷つきたくないという気持ちに立ちむまうには、第3者の支えや寄り添いが必要だったりします。

DSC_1352 (あじさいのドライフラワー)

私はホメオパスなので、こういう場合は、とても深いレベルまで対応できるホメオパシー療法がオススメなのですが、でも他にもいろいろな療法がありますよね。

まず思いつくのはサイコテラピー(心理療法)です。
私は昔からこれにひかれていましたが、なぜか自分が実際にかかることはありませんでした。

サイコテラピーは治癒までに相当に時間がかかると見聞きしますので、ホメオパシー学校の校長にこの質問をぶつけてみたら、校長曰く、かかる時間は同じくらい、でした。

サイコテラピーの場合は、カウンセリングの間隔が一般的に短くて(月に1回とか2週間に1回)、少しづつステップを上がっていく感じなので、ケアの回数が多いのが好みの方には向いているかと思います(その頻繁な分、お金がかさむかもしれませんが)。

退世療法や睡眠療法なんかもありますね。
退世療法は私も何度か受けたことがありますが、これが合うかたはいわゆる前世とのかかわり(カルマ)が現世に濃く影響している方が合うように思います。

クリスタルを使ったヒーリングやエネルギー療法もありますね。
私はこれらも幾つか受けたことがあります。
クリスタルを使ったヒーリングを受けたときは、歩いて帰りながら大号泣しました。
その時私はそのヒーラーさんと対峙してとても傷ついたと感じ、怒りやくやしさなどがまじって涙がどんどんでてきたのですが、今思い返せばそこまで感情がでてきたのだから、実はもっと通えば良かったのかもしれません。
でもあのときの私にはそんなキャパはなかったですね、 そしておそらくそのヒーラーさんも私の傷まで思いをはせるキャパがなかったのかもです….

体から行うアプローチでいえば、気功療法とかクレニオセイクラルワークや、エサ連マッサージ、オステオパシー、ロルフィングなんかも深いとこまで届くだろうと思います。
これらは体の傷や傷害などがトラウマとなってる症状に合うと思います。

今は、ものすごい数の、いろんな名称がついた療法が存在しますので、迷うかもしれませんが、いずれにしろ、不思議なことに求めれば自分に合う療法にたどり着くようにできています。
ただ「実際に」動かないと、そこには導かれないのが鉄則。

だから、ずっと不調を抱えているかたでどうしていいかわからないときは、なにか動いてみたらいいと思います。

いつのことだったか、初めて合う女性二人と友人宅で出会って、色々な療法の話になったことがあります。
一人の女性は全く何の療法も試したことがなく、しかし皮膚の不調で悩んでいました。
私はホメオパシーのことを話し、もう一人の女性はクロレラをすすめていました。クロレラ!それが彼女の不調を解決したそうです。何が向いているか、本当に本人にしかわからないものですよね。

世の中には、助けて欲しい人より、助けてあげたい人のほうがずっと多いそうです。
自分のことに向き合うより、他人を助けるほうに力をそそぐ人が多いという解釈もできますが、別の見方をすれば、私達が思ってる以上に、自分のまわりにはたくさんの救いの手が差し伸べられているということだと思います。
ちょっとすがってみたらいいと思います。

ホメオパシー療法にご興味をお持ちで試してみたい方は、こちらのHPを御覧ください:

http://arnicahomeo.wordpress.com

ホメオパシーは何に効くのか?

ホメオパシー療法家(=ホメオパスといいます)をやっていますが、ホメオパシーは日本ではまだまだマイナーな療法で、知らない人がほとんどです。

ホメオパシーは何かを説明しても、一度でわかってもらえることはないし、セルフケアで使っている人でもよくわかっていない人も多そうです(自分も当初そうでした)。

そんな感じでよくいわれるのは、
「(説明はなんとなくわかった)で、ホメオパシーはつまり何に効くの?」。
結局何に効くかがわからないと、試そうと思うところまでいかないですからね。

この答え、でも正直難しいんですよ。ホメオパシー療法はもともと医師が病いを本当の意味で根本的に「治す」(薬で一時的に対処するのではなく)ために確立した療法なので、「病気にも心理的な病いにも、効きます」というのがまず浮かぶ答えなのですが、これ日本の薬事法の関係で公には言えません(苦笑)。

薬事法へのひっかかりだけでなく、なるべく誠実に誇大表現のないように言うとしても、「病気にも心の病いにも効くけど、それはレメディとその人(患者さん)しだいとしか言えない」ということになります。

ホメオパシー療法は、各人のもつ自然治癒力に働きかけるので、自然治癒力が深いところから整えば、その力で抱えている体や心の病いが改善されることはよくあります。

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ただ、それはその人の自然治癒力や遺伝的に受け継いだ要素によって差異があるので、ある人にすごく効果があったからといって、他の人にもそれがあてはまるとは言い切ることはできません。

学校でたくさんのケースも学びましたが、レメディで完全に健康な状態まで戻った人がいる一方、精神的にものすごい改善をみせたのにある病いだけは平行線のままだった人などもいて、それは1つの療法だけで治療する限界かもと思うし、その人のその症状はそのとき治るようにはなっていなかったというようなこの世の仕組みまで関係するような回答にもなるかもしれません。

また自然治癒力の差異だけではなく、レメディが正しく選ばれることも、とても重要です。
その人に流れているのと同じエネルギーを持つレメディを選ぶことができなければ、自然治癒力が深いところから整うことは難しいからです(ある程度は整いますが)。

これはホメオパシー療法に限らず、お医者さんや歯医者さん、またはマッサージなんかでも「人や技術による」ところが大きかったりするので同様でしょうか。

また自然治癒力だから何の病いにでも作用するのかというと、そうでもないです。
器官や骨の組織など長時間かかって硬直した状態になったものや、再生不可能な組織や、簡単な例でいうと進行した虫歯など、自然治癒力がどんなにうまく働いても、もうどうにもできない状態のものには作用しません。

最後にですが、上述したものだけでなく療法を受ける方自身の生活習慣も大事になってきます。
肥満で悩んでいて療法を受けレメディを取っているのに、相変わらず暴飲暴食を続けているなら、それは治癒するのは難しいです。
(わかりやすくこの例を書きましたが、ホメオパシー療法を受けていると暴飲暴食をさせていた心理的な要因にレメディが作用して暴飲暴食したくなくなる流れなので、
実際にはこの例は起きないかもしれません)。

まとめてみますと、ホメオパシー療法は、様々な病に効く可能性がある、ですかね。

こんな症状あるけど、ホメオパシー試してみようかしらって方は、こちらのHPへどうぞ:

http://arnicahomeo.wordpress.com