3の続きです。
降りてきた言葉を具現化していく流れで、
一時託児に関することをやろうとしていたみきちゃんも加わることになったわけですが、その兼ね合いにより、ニューコラボの物件探しが迷走していきます苦笑。
しかし、同時に、このことによってニューコラボがどういうものになるかの構想がはっきりしました。
一時託児をやるひと、かなこさんやあきこさんは自分たちがちが興味をもってる社会/市民活動に関することをやればいいし、私はわたしの活動を、そして飲食関連のことをやりたいひとはそれをやればいい、そんな感じで、それぞれのやりたいこと、好きなこと、才能を、今いるメンバーだけでなく、他の人たちも同様に使える場所にすればいいんだ!というカタチが決まりました。
物件探しについても、今、振り返れば、あれは迷走ではなくて、そうなるべきものに導かれていく流れだったのですが、当時は、ログハウス物件にすっと決まると思っていたので、そうならなかったことで動きが停滞したように見えていました。
ログハウスに決まらなかった第一の理由は、市街化調整区域での保育事業が認めらていないからでした。購入をする前に担当部署に電話で確認をしたら、その市街化調整区域では保育事業は認められていないと言われ、断念しました。
ここから物件探しが少々難しくなりました。
わたしの第一希望もそうでしたし、託児のことも考えると尚更お庭もあってのんびりした場所というフォーカスになったのですが、そういう場所は例外なく市街化調整区域なので、あー、これいい!とみつけても、あ、やっぱり市街化調整区域ね…みたいな感じで何も進みません。
そこで、これは何かに気がつかないといけないなと思いました(望むことに近づけないのは、違うレーンにいるからなので)。
それで、市街化調整区域=無理、という脳内の図式を、
〇〇と〇〇をすれば、市街化調整区域でも可能という図式に変えられるように、
実際に役所に出かけ、具体的な指南を受けることにしました。
市街化調整区域の建物で何かしようとすると建築基準法がかかわってくるわけですが、
簡単にいうと、私たちがしようとしてることに既存の建物の用途変更が可能か、というのが焦点でした。(売却中の古民家が居住用として建築されてるなら、それを飲食店や保育事業という用途に変更が認められるかが鍵)
ターゲットエリアにしていた加古郡と加古川市の担当部署を両方まわりましたが、
簡単にまとめると回答は:
私たちがやりたいことを叶えるには、
2種の業種について用途変更を同一建物内で申請することになる
そのためには建物や敷地内で境界線を明確に設ける
そしてそれぞれについて用途変更の許可申請をする
つまり測量&建築図面もそれぞれについて作成し提出しなければならない、ということでした(それをしても許可がおりるかはわからない)。
さらには、福祉条例の関係で、建築指導課にも届出も必要ということまで言及され、手間や費用としてのハードルが、自分達には高すぎることがはっきりとわかりました。
この日、1日どっぷり役所で相談したり、話をしましたが(職員食堂でお昼まで食べた笑)、この日のおかげで出てきた結論は、
市街化調整区域を、選択肢から外す
でした。
はー、すっきり。
作成しないとならない書類の手間や、測量などのコスト、それをかけてまで市街化調整区域の古民家にこだわる理由は、わたしにはない、とはっきり認識しました。
ということで、さらに選択肢のフォーカスが絞られたことで、一気に動きが起きました。
役所をまわって市街化調整区域をあきらめたのが3月5日、
今のニューコラボの物件と出会ったのが、4月28日でした。
この間、3つの物件が候補となりました。
どの物件も、よし!と購入を進めたのに、進めた途端にダメになるという漫画みたいなことが起きました。
はっきりと、神さまに、No !そこじゃないって、と言われてるのをヒシヒシと感じて、
非常に面白かったです。
その3つの物件の話は、コチラへ → to be continued ニューコラボができるまで 5

昨日の夕焼けとネコ。ゆらめく炎のようでした。


