あなたが為(な)さなくてよい

本を読んでいたら、心に響く文があったので、記事にします。

以下、私の意訳です ↓:

親愛なるひとよ、あなたは仕返ししなくてよいのです、

神の怒りに任せましょう、このように書かれています:

「恨みを晴らすのは、わたしの為すことです、私がやりましょう」

と神様が言われています。

Do not take revenge, my dear friends,

but leave room for God’s wrath, for it is written,

“It is mine to avenge;

I will repay,”  says the Lord.

新約聖書に納められてる「ローマ文書(ローマの信徒への手紙)」12章19の抜粋です。

当時、迫害を受けていた信徒あてに書かれた文章だそうですが、

誰かに悔しい思いをさせられたけれど、相手に仕返ししたり、報復することを望まない人、そのような戦いをしたくない人には、心が救われる教えではないでしょうか。


なにかのドラマみたいに倍返し?したいと思う気持ちが湧くのもわからなくはないですが、個人で報復しても、そこで終わりにならなくて、相手がさらにやり返してきたら、お互いの怒りや恨みは延々と続いていくでしょうし、それが戦争という愚かしいことの始まりだと誰しも気づいていると思います。

かといって、相手を恨んでしまう思いやそのときの悔しさは、忘れようと思っても、何度も脳裏に浮かんできて自分を苦しめるでしょうし、そうなるとその思いに毎度エネルギーを与え、回想は消えることはなく、自分が苦しい状態を保持することになります。

ということで、そういうときは、上記のように神の為すことを信じるのがベストではないでしょうか。

神=宇宙の法則は、必ず報復がなされる仕組みです。

マイナス波動を誰かに向けて発した場合、それはかならずその人に返っていくのです。

もし誰かがあなたにひどいことをしたら、その人には同等のエネルギーが必ず還ります。

ルイーズ・ヘイ(アメリカ人の亡ヒーラー)も言っていました。

財布を盗まれたと話す人がいたら、彼女はその人に尋ねたそうです。

あなたは、最近、なにかを誰かから盗みませんでしたか?と。

すると、その財布を盗まれた人は、ちょっと思いをめぐらせて、「はっ!」とするそうです。

それが、例えば会社の備品をちょっと拝借したといった小さなことでも、
物でなく友達の彼女/彼氏の横取りという形であっても、なにかしら、そういうことをしているそうなのです。

報復は、いつ、どんな形で起こるかは、神にしかわかりません。

しかし、報復はあなた個人が為す必要はなくて、あなたがするのは、そのとき自分の中にわきおこった感情の解放だけです。

ああ、いやだったな、悔しかったな、と。

そして、あとは、神(宇宙)を信じて、神(宇宙)にお任せしてみると良いと思います。

初めての場所を歩いていたら、軒下に咲いていたグラジオラス、華やかでした。