タイトルの言葉の通りに生きてきたひと、そんなにお目にかからない。
親だったり、学校だったり、社会だったり、いろんなものにデフォルメされながら、生きてきた人が多いから。
私も含め、多くの人は、大人になって、なんだか人生苦しいぞ、と気がついて、そこでようやく、ほんとうのわたしが損なわれていたことに気づいて、そこから、本来のわたしに戻っていく旅を始める……
ただ昨今は、そのまんまの自分で生きてる子供たちをみかけることも増えてきたから、時代は、よくなってるなと思うのだけど、大人でそんな人に出会うことは、相当に珍しい。
けれど今年になって、しかも私が住んでる姫路という地域で、そんな人に出会いました。
大人なんだけど、あなたのままで、ずっーと生きてきたひと。
発見してくれたのは、私のだんなさんでした。
ある日、二人で前から気になっていた野菜が美味しいというお店にご飯を食べにいったら、座ったカウンター席に、小さな冊子が置かれていました。
いまどき珍しい手書きの文字で文章が書かれ、絵やら版画が絶妙にほどこされた冊子↓
岩田健三郎(いわたけんざぶろう)さんという方が作られていた。

この冊子をみた瞬間から、だんなさんは完全に夢中&集中、横でみてたら蛍みたいに発光してた(笑)。
冊子:今今つうしん → カタカナで ヘラヘラつうしん らしい。
岩田さんとの出会いは、あまりにもわかりやすい神のシナリオでした。
冊子は定期購読ができると書いてあったので、即、岩田さんに購読申込 → 冊子をみつけたその週がたまたま1年に1回の岩田さんの版画の展覧会開催期間中 → 岩田さんが来場予定になっていた日に観覧しにいき、岩田さんに出会い、お話させてもらう(あまりにもチャーミングな人で、私も魅了される) → 岩田さんが林田町にある(我が家から近い)米ギャラリー大手前で定期的に対談されてることを知る → 米ギャラリー大手前から、私の旦那さん(趣味で漫画を描いて自費出版したので)と岩田さんの対談を提案される(だんなさん、狂喜乱舞!) → 対談の打ち合わせのため岩田さんが我が家に来訪 → 対談の日(だんなさん、大興奮、大緊張) → 対談が例の小冊子に掲載してもらえる → 対談後に旦那さんが岩田さんをフランス語圏の人にも紹介したいと逆取材を申し込む → 気さくにOKをもらう → 岩田家に行き、動画撮影&インタビュー&奥様のご飯までご馳走になる(笑)
という感じで、早い勢いのある川の流れに乗り、以下の動画ができあがりました↓↓↓
10分を超える動画ですが、特に岩田さんの子供時代のエピソードのあたりで、何の気負いもなく、ただずーっと自分のままで生きてきたことがみてとれます (→ これも私がこういう言葉で解釈してるけど、本人はそんなふうには自覚はしてない)。
動画の途中で甲高い笑い声が入ってるのは、私の声です(汗)、聴き苦しくなるかもと思いつつ、笑うの止められなかった……
あなたのままで、生きていっていいんだよ、
あなたがしたいことしたいまま、やっていけばいいんだよ、
それは一生懸命やっていくようなことでもなくて、
ぐっと涙ぐむような感動的なことでもなくて、
すごーくすごーく自然なことなんだよ、
そんなことを教えてくれる人(教えるつもりもない笑)です。










