草の存在

ホメオパシーを学び始めた頃にイギリスの先生から聞いた話です:

ある男性ホメオパスが、南米のある部族が住む地域にしばらく住みにいった。

彼の滞在期間中に、部族の誰かが病いにかかった。

すると部族内のシャーマンがジャングルのようなところに向かい、しばらくすると手に何かの植物を持ち戻ってきた。

その植物をすりおろしてor煎じて(詳細忘れた汗)病にかかった人にとらせた(のちに回復した)。

ホメオパスがシャーマンに、その植物について尋ねると

「ジャングルに入り、病の人と同じエネルギーをだしてる植物を探して持ち帰ったのだ」と答えた……

当時、こういう世界に入ったばかりだったので、私の心はこの話にふるえました笑。

ついでにいうと、バッチフラワーエッセンスをつくったエドワード・バッチも、どの花が何を癒してくれるエネルギーをもっているかわかったそうですし、日本の昔の和漢薬師にもそういう人がいたというのを聞いたことがあります。

さて、私の話ですが、一昨日、庭のいらん草を抜いていて、

その草の特徴に目がとまり、ふと

「あ、これは関節炎によい植物だな」と思いました。

後で、ネットで検索してみると、

その草の効用に案の定「利尿、関節炎、脚気」と書かれていました。

うわ〜、わたしもシャーマンなれるのかな笑……というのは冗談ですが、

私がその植物をみて関節炎に効くと思ったのは、似てるものが似てるものを癒すという原則を知っていたからです。

その草の名前は、イノコヅチ(調べて初めて知りました) 
薬草名:牛膝(ごしつ)です。

↑上からみたところ、どこにでも生えてると思います。秋になるととがった実がたくさんついて、それが服にくっついてくる〜
↑横からみたところ、茎が赤っぽい色です。この写真ではみれませんが、節がまさに関節炎みたいにふくれてたりします
(それで牛膝とよばれる)。

イノコヅチは、関節炎だけでなく、抗アレルギー、抗腫瘍などの作用もあります。

また、イノコステロン、エクジステロンなどの昆虫変態ホルモンがふくまれていて、それは昆虫の幼虫がイノコズチの葉を食べると変態が早まり、葉が食される被害から身を守るためだといわれています。

上記情報コピー元:武田薬品工業  日本家庭薬協会
*関節炎みたいな節の写真は武田薬品のサイトに載ってます。

さらにイノコヅチについて調べると、膝の悪い人にはとても耳寄りな情報がありました。

>膝が痛くてという方におすすめで、含まれるホルモン成分の働きで膝の痛みが和らぎます >膝の痛みをとり、血流を良くし、更に元気にしてくれるイノコヅチ

情報コピー元:飛騨の薬草を学ぶ教養講座

膝が痛いというのをよく見聞きしますが、サプリや健康食品を定期的に買う前に、庭のイノコヅチで試してみてはいかがでしょうか……

イノコヅチが含有するエクジステロンを検索してみると、筋トレやるひとがサプリとして飲んだりしてるみたいです、なっとく〜。

エクジステロン(植物性エクジソン)は、天然のステロイドと呼ばれ
筋骨草と呼ばれる植物(シソ科)や、
ほうれん草(ポパイ!)にも含まれ、、
運動時にとると筋肉増量につながるという情報もでてきました。

スパイスみたいな実もそうですが、植物は置かれた環境で生存しつづけるためになんらかの物質を体内でつくります。

それが昆虫に作用があったり、人間においては効用になったりもします。

雑草というくくりでブチブチ抜いていたけれど汗、1つ1つをみたら、どんな草もそれぞれの特性や能力を備えている存在なんだよな、と改めて思いました。

おまけですが、去年、野生の野ばらのローズヒップ を甘く煮込んで食したら(乾燥させてなかった)、もんのすごい下痢になり、その日のうちに体重が1kg落ちたことがありました大汗。

そのときは、ローズヒップ でしか調べなかったのだけど、

今回、薬草の視点で探してみたら、

野ばら / ローズヒップ = ノイバラ / 偽果

という薬草扱いになっていて、効用は

峻下(強い下剤作用)  となってました。

本当にあれはものすごい浄化でした、
薬草、めちゃくちゃ効くじゃないの(苦笑)!

↑ 膝は痛くないけど、指の1つの関節に問題があるので、イノコヅチの葉のお茶つくってみます。                


               

あなたの身近に、やたらあなたの目につく草があれば、
それはあなたに必要な薬効を持ってる可能性があります(エネルギーの引き寄せ的に)。
調べてみてはいかがでしょうか。

いつも必要なものが必要なときに与えられてる……