何年も前にお会いした男性の話です。
その男性は当時30代くらいで、
「お、アーティストか!?」と思わせる印象の人でした。
はっきりした色の服、自分の体型とマッチしてる独特の着こなし、
ヘアスタイルもキマっていて、どこにいても目をひくだろうオリジナリティが外観にも出ていました。
聞けば、少し前までアメリカで映像関係のクリエイティブな仕事を実際にしていた人でした。
この男性の悩みは、
「(帰国してから仕事がみつからず)アーティストになりたいけど、なれない」
というようなことでした…….(!)
見た目がアーティスト、
経歴もアーティストです。
自分のオリジナリティ(芸術性)をすでに外側に現していて、
社会の中でもそれを具現化していた人です。
この男性に足りなかったのは、
「自分で自分をアーティストと認める」ことだけでした。
ということで彼の悩みは、彼が自分をアーティストと認めることにより、あっという間に解決したわけですが、
この話は、見方によっては、笑い話のようにもとれます。
全て揃っていて、足りなかったのは、どこに探しにいく必要もない、何の努力も不要な自分自身への評価だけだったのですから。
かといって、この話を笑い話として笑い飛ばせないのは、
この彼のような状態で苦しんでいる人はわりと多いし、
自分自身も過去にこの状態だったことがあるからです(苦笑)。
あなた、すごいね〜とか、
本当によくやってるよ、とか、
いろんな評価の言葉を周りからもらっても、
いやいや、まだまだ、と受け取らなかったり、
ありがとうといいながら、全然それを本気で自分の中で受け入れてなかったりしていることありませんか。
人のことは簡単に褒めてあげたり、評価してあげるのに、いざ、自分のことになったら、
理想が高くて、自分は全然だめだとか、できてないと厳しい評価を下していませんか。
そのような自分で自分を認められない苦しさをもっていたら、おすすめしたいのは、
”鏡” をもっともっと見ることです。
この機会に大きめの鏡を1枚買い足すのもいいかもしれません。
要は、自分をもっとみてあげるためです。
鏡を見ない日はないかもしれませんが、さっと見終わらないで、ちゃんと&じっと自分をみてあげる。
目をきちんとみつめてあげたり、自分といる時間を(鏡の中の自分をみる時間を)もっと多めにとってあげるといいと思います。
自分がどうやって生活したり、行動してるかを動画にとってみるのもいいと思います。
自分に評価が辛い人は、人のことはみてあげてるけど、自分のことをみてあげてない人が多いように私は思っています。
だから、自分をもっとみてあげると、だんだん、自分がしてる言動にもちゃんと目を向けられるようになっていきます。
そしたら、自分ってわりとちゃんとやってるなとか、等身大の自分がみえてきて、自分への評価を自分でできるようになっていきます。
鏡をちゃんとみる習慣というのは、そのうち、自分を客観視する習慣に移行していきます。
そうすると、他人を評価してあげるように、自分のことも評価できるようになったり、
衝動的に感情に圧倒されてしまう自分なども客観視できるようになってきて、
自分ととてもうまくつきあっていけるようにもなっていきます。
実のところ、本当のわたしたちというのは、1つの大きな意識で(神ともいう)、
その意識が肉体をもったヒトの私たちを通して体験をしてるので、
「鏡で自分をみる」というやり方は、1つの大きな意識が、肉体をもってる私たちを高い次元からみてあげてるのとリンクする見方ではないのかなと私は解釈しています。
Youtube 見るより、自分をもっとたくさん見てあげよう(笑)!

↑ 記事と全く関係ないのですが、最近はまってるオートミールのクッキー。
バナナをつぶしてオートミールとナッツやドライフルーツと混ぜるだけ。
砂糖も小麦粉も不要で、分量も計らないでパパッとつくれるから楽です。

↑ 丸められるくらいの固さにして(柔らかくてOK)、180度で30分焼きます。
トレイに少しオイルを塗っておくと、くっつきません。
オートミールでやってるけど、今度、ハトムギでもやってみようかと思ってます。