2,3ヶ月前のことですが、高校生の息子が、模試だか何かの試験(記憶曖昧、笑)で、
「英語のリスニングテストが校内順位で2位だったよ〜」とご機嫌で教えてくれたことがありました。
彼の父(私の夫)は外国人なので、そりゃそうでしょ、と当然に思う人もいるかもしれませんが、
彼の父はフランス人なので英語を話すわけではなく(仕事は英語でしてますが)、
家庭内で英語を話すことなど全くありませんから、私には非常に意外な結果で、
ええ! そりゃすごいね!!と単に驚いたのでした。
そもそも、息子がリスニングの勉強などしてるところなど1度もみたこともないので、
「一体、どうやって、リスニング能力つけたの?」と質問してみたところ、
あのね、と少し笑いながら教えてくれました。
大谷翔平選手がメジャーで活躍するようになってから、しょっちゅう現地の人がつくった英語版「SHOHEI OHTANI 切り抜きYoutube」をみてるそうなんです。
そうすると、自然とネイティブアメリカンイングリッシュを毎日聴くことになるわけで、
いつのまにかリスニング能力が身についてきたそうです、苦笑。
(もちろん全部聞き取れるわけではなく、リスニングテスト用の典型的な文章みたいなのが聴けるくらいにはなったってことなんでしょう)
SHOHEI OHTANI 効果は、野球だけの世界に限らなかった!!
この彼の秘訣を聞いてから、どれどれ、と私もOHTANI選手の活躍をYoutubeでのぞいてみるようになったのですが、
あるとき、いつのまにか彼の活躍してるYoutubeを楽しみにみてる自分がいるということに気がつきました。
私はテニスが趣味なので、スポーツの試合をみるとしたら、ほぼテニスしかみません。
ですから、野球自体に興味はないのです…..が、OHTANI選手の活躍Youtubeはなぜかその後も自分でみにいってました……なぜ?!と思って分析してみたら、
映像内で聞こえてくるアメリカ人のほめ称え方が私のツボなんだということがわかりました。
アメリカ人のアナウンサーや解説者やYoutuber が、
OHTANI選手を形容する言葉の使い方や態度に触れてるのが、
私を心地よくするので、またみにいこうとなるのでした。
日本でももちろん大谷選手をほめ称えてる映像やニュースはたくさんあるのですが、
日本で褒めてる姿勢をみてると、
解説者が上から褒めるか(まるで親が子供を褒めるような、テクニックを抜き出してそこを褒める)、
突然、「神」のようにあがめて、自分たちとは別格とするような扱い方が多いように
私には思えるのですが、そういうのはあまり心地よく感じないのでした。
アメリカ人たちがつくってるYoutubeをみると、
ほめるボキャブラリーがとにかく多彩で、そのせいか褒め称え方に個性が感じられて、
そこに心が伴ってるのも伝わってきます。
しかも褒め称えるときの立ち位置は、
相手を下におくのでも、上におくのでもなくて、
同列で同等に感じるのです。
ほめる相手に対して、斜(しゃ)に構えていなくて、ハートがオープンな褒めたたえ方だなと思います。
例えばある動画では、
野球の有名なOBの解説者の方が(60か70くらいの人、私には全く誰かわからない笑)、スタジオに来てくれたOHTANI選手に、
「I love you, I really love you!」なんて言葉をかけていて、
きゅーんとしました。ご自身もキャリアを築いてきて有名でプライドもあるだろう男性が、
20代で日本からきて活躍したての選手に、
君はこれがうまいね、とか上から言うんじゃなくて、
I love you なんてストレートに言えちゃうところ♡
OHTANI選手について話す他球団選手のインタビューをみても、
「OHTANIと同じ時期に野球というスポーツができてることが本当にラッキーで、誇りです」
みたいな言葉でほめたたえていて、
ただテクニックや結果をすごいと言ってるんじゃなくて、
ほめる相手と自分とのつながりに感謝してる目線を持ってるところが、
素敵だな〜と思いましたし、それをインタビューでさらっと答えることができるその人(有名な選手のようでした)、
そしてその人の思考を培ったアメリカもまたスケール的にすごいなと思いました。
他の有名そうな野球解説者(この人も誰だか全くわからない、笑)のYoutubeでは、
OHTANIが40号ホームランを打ったときの自分や球場にいる人の気持ちを代弁していたのですが、
「こんな現象をみるのは初めてだ、
皆がOHTANIを応援していて、それは球場にいるときだけでなく、
OHTANIが道を歩いてるときにも皆が彼を応援してるんだ、
自分たちのひいきにしてる球団を超えて、皆がOHTANIがうまくプレイしてほしいと応援してる、
この状態は(皆がすごい試合をみて、皆がなにかを一緒に応援してる状態)、
It’s really cool !! 」と表現してました。
こんな表現をできるひとたち、つまりはそういう精神を持ってる懐(ふところ)の広いアメリカ、
OHTANI選手のおかげで、アメリカの素晴らしさを再発見した私です。
そして、このような映像を多くの人がみてることで(どれも再生回数がすごいので)、
このような人の称え方、人と人とのつながりを称える精神は世界に伝播していくだろうなと思って、毎回暖かい気持ちにもなるのでした。
SHOHEI OHTANI効果、絶大です!
*過去にも大谷選手のことを記事にしてたの思い出しました。
大谷選手に関するのは最初のパラグラフだけですが、ご興味があれば、どうぞ → 目標実現ツール
