先日、ある方=Aさんとします の話を聴いていたら、
私の中にふっと 「独善的」 という言葉が浮かんできました。
Aさんは、人との関係が良い方に向かうように様々な努力してるのがよくわかるのだけど、
話を聞いてると、その努力がまだうまく結実していなくて、
その一生懸命さゆえに本人も疲れてるし、私も聞いているだけでしんどい感じになってきたのでした。
このしんどさはなに?と思いつつ聴いていたんでしょうね(汗)、だからAさんの一生懸命さの源が「独善的である」と私は思いついたようでした。
自分の中にこのような言葉が浮かんでくるときは、
自分が相手を ジャッジしてる ときです。
ジャッジするというのは、相手にそのような「レッテルを1つ貼りました」ということでもあり、
この場合でいうと、私の中で「Aさんは独善的」という見方ができてしまうことになります。
そうなると、気をつけないと相手を批判したり責めるような言葉がでてきてしまい、良い関係性をきづくのは難しくなります。
こういうときにどうするかというと、
まずは、そのジャッジに気づく、ことが大事です。
あー、私はAさんを独善的と思ってるな、と認めます。
….と、記事をここまで書いてこの日は仕事に行きました。
そしたら、その日の夜、以下のような夢をみました:
私は閑静な少し傾斜のある住宅街にいます、そこに小さな子が走って私を呼びにきて、
女の人が自分の犬で猫を襲わせようとしてるよ!というのです。
急いで見に行くと、フランス風のお洒落な少し年のいったマダムが、黒皮のリードをつけた毛の長い高級そうな大型犬を散歩させていましたが、
ある家の裏の通りに設置してある洋風のベンチに座ると、犬のリードから手を離し、
さあ、おいき!
といって、目の前の家にいる毛長の大型猫2匹を襲わせようとしてるところでした。
むっかー!と怒った私は、獣の鳴き声(グルル..みたいな)を真似て、その犬をおっぱらってから、
マダムのとこに歩み寄り、
「そんなことさせてるなら、警察に介入してもらいますが、いいですか!?」
と携帯を手にして強気の口調で言い放ちました。
するとマダムは気高い雰囲気で「結構ですよ」といって立ち上がったので、
すぐに110に電話したら、電話の向こうの警察から
こういう案件は弁護士の管轄でしょうみたいなニュアンスで、
話し合いでなんとかできないかやってみなさい
とたしなめられたので、電話を保留にしたまま、
どうしましょうか?!とそのマダムの方をみたら、
彼女は黒皮のリードで犬を連れたまま、
毛長猫のお宅の女性といつのまにか肩を組んでいて、
「私たち、一緒に住むことにしたから、もう大丈夫よ〜」
と明るく笑っていました。
「あらー素敵!どこに住むんですか?」と尋ねたら、
たぶん、あっちかな、とそのマダムのお宅があるらしい方向をアゴでさしてました(汗)。
そうだよね、一緒に住めば、あの犬と猫も最初は喧嘩するかもだけど、いつのまにかいい友達になるだろうし、あのオシャレなマダムと猫の家の女性も一緒に暮らすことになったら、お互い寂しくないし(なぜか”おひとりさま”設定)、ご飯を一緒につくったり、お酒を飲みながら話をしたりして今後の人生楽しく暮らせるだろうな、それ、いいな!と私は頭の中で納得してました。
と、ここで、私はバチっと目が覚めたのですが、
なんじゃ、この夢?!
と思ってしばらく分析してみたら(マダムは昨日寝る前にみたフランス映画の女優さんからイメージを拝借してました)、
あー、そっかー!昨日の書きかけのBlog記事のオチをみたんだ〜 !
とわかって、ふとんの中で、その絶妙な夢に思わず笑ってしまいました(早朝5時半に、汗)。
私たちが、誰かをジャッジするとき、自分とその相手は「別々の人」なので、
自分の方を守るためや正当化するために、相手をジャッジして、相手が悪いと判断しようとしてしまいます。
でも、夢でみたように、相手と自分が同じ場所に住むとしたら、生活共同体として敵対することはなく、むしろ協力して理解しあって毎日を楽しく過ごせる仲間になります。
あの夢が教えてくれたように、
自分と他者が、同じ「心」に住んでるとしたら、
私たちは霊的な存在としては同じ源、1つですから(いわゆるワンネス)、
そういう見方で相手をみると、相手は自分とは別の存在ではなくて、
心でつながってる、心を共有できる仲間だとわかります。
話をAさんに戻しますと、
独善的とAさんを思ってしまったけれど、それを認めて、
改めてAさんと私の心がつながってるという視点でAさんを見直すと、
人との関係をよりよくしようと一生懸命なAさんのひたむきな姿は、
人がより楽にいきられるようにヒントをあげることはできないかなと一生懸命に頑張ってる私の姿の反映でもあることがわかってきます。
Aさんの一生懸命さと自分の一生懸命さが重なったとき、私のハートは開かれて(Aさんのハートとつながって)
Aさんが愛しくてしかたがなくなり、私の目頭はあつくなります(年とともに涙腺が….)。
ここまできたら、私のジャッジはなくなり、
Aさんに対して心の寄り添った話をすることができるようになります。

↑ 家から車で5分くらいのところにあるダム。
ダムが空をうつしているように、目の前のその人はあなたの内面を反映してくれてる人です。