日々の暮らしの中で、自分の問題点に気がついたときに、なんとかしたいと思いますよね。
そういうときに何を変えるか、について、書きたいと思います。
例えば、子供にいつもうるさくいってしまって、それでしょっちゅう喧嘩・険悪になる、それをなんとかしたいなと思ってるとき、
もう少し優しい言い方してみよう とか
もう少し注意する回数へらしてみよう とか
自分ができる具体的な策が浮かぶかもしれません。
それらを実行できて関係が改善するなら、それが早道だと思います。
痩せたい、そのためには食べる量を減らして運動もする みたいなダイレクトな方法です。
でも、現実には、それがなかなかうまくいかないので問題が膠着してしまいます。
こういうとき、本当に改善したほうがよいところは、実は違ったりするのです。
改善を目指すのは、
自分の態度 や やり方 ではなくて
「自分の気分とか気持ち」です。
自分の気持ちや気分をいかによくするか、が改善するところなのです。
つまり、改善すべきは、相手の態度でも、自分の態度でもなくて、
自分の気分や気持ちなのです。
今、子供に過度に注意をしてしまうのは、
子供の態度や子供のなにかが悪い、とあなたが判断してるからです。
それが悪いとかよくないと判断してるから、あたなの気分はよくない、
もしくは、子供の悪いところを私がなんとかせねばならないと思ってるから、
気分がすぐれないのです。
自分以外のひとのなにかが悪いと思ってるときや、
それを自分が変えねばならない状態というのは気分がよくないですよね。
だから、その自分の気分自体を、よいものに変えること、これが改善するところになります。
目の前の自分が問題と思ってるその状態をみつつ、どうやったら自分の気分を楽にできるか、これに取り組むのです。
例)子供が宿題をしていない
この状況で、どうすれば自分の気分が楽になると思いますか?
この答えは、人により様々なので、これが正解というのはありませんが、
例をあげるならば:
宿題をしていない → それを気にしてないならこの子は大物だ!
と考えたら、気分が楽になって、宿題はしときなさいよ〜って軽い感じで言えて、それ以上は気にしないでいられる。この考えで気持ちが楽になるひともいるかもしれません。
宿題をしていない → この子の人生を長い目でみたら、宿題のようにやるべきことは自主性を持ってやることを学ばないとならない。この子は今、それを学ぶ機会を与えられてる、だから、これはこの子にとってチャンス。私は1回宿題やりなさいっていった、もうそれで十分、私の役目は果たした、
と思えば、すっきりした気分でいられる人もいると思います。
もしくは、そこまで完全に親が手をださない状態を選ばなくても、
一応、毎回声だけはかけるほうが自分の心が楽なら「宿題はやっておきなさいよ」と声をかけることはよし、とすればいいのです。
宿題をしなさいと何回も声をかけることを「よし」としてれば、あなたの心は楽なのです。
自分は口うるさい親になってるのでは?!と自分で自分を責めてるから苦しくなって、そうさせてる子供に対して怒りがわいてくるのです。
口うるさくいうことで子供と毎回喧嘩になったとしても、子供はこうやって言い訳して反抗するものだから〜と流していれば自分の気分は楽でいられます。
将来、子供から「俺のかーちゃん、うるさかった!」って言われて笑い話になるかも、って想像すると、それもいいかもなって思えるなら、どんどん口だしてもいいと思います。
そうやってワイワイやってる親子も、漫画チックな感じで人情味があって、いいんじゃないかなと私は思います(微笑)。
だって、「全てあなたの責任ですからね」ってかかわらないで冷静にいられるより、暖かさがあるじゃないですか。
ということで、結局のところ、あなたの心が自分を責めたり、相手を責めたりしないで、楽な気持ちでいられたら、目の前の問題は問題ではなくなるのです。
ということで、なにか改善したいとき、
なによりも大事なのは、
あなたの気分や気持ちをよくすることです。
これは別の言い方をすると、
あなたがあなたのしてることを肯定してあげること
と言えるかもしれません。

↑ 息子のことが大好きなスコッチ。
今は180cmとデカくなった息子ですが、彼も小学校のとき、夏休みの宿題のほとんどを最後の1日で夜中までかかってやるようなタイプでした(大汗)。計画をたてても計画通りにならないことを小学校で6年かけて学んだひとだと思います(笑)つまり、非常にゆっくり学ぶタイプです(苦笑)。
私の場合は、子供とはいえ自分とはタイプが全く違うんだ〜、だから私がいいと思うことが彼に合うとは限らない、と理解したら楽になって、ほおっておけるようになりました。