昨日テニスの休憩中に、いまだ消えないオーストラリアの森林火災はなんとかならないのかという話題が、そこに居合わせた3人からでました。
オーストラリアの森林火災で、野生動物の5億とも10億ともいわれる命が亡くなってると聞くと心が痛くて、この数がもし人間の命の数だったとしたら、軍をもっと大規模に動員したり秘策をだしたり国の予算を無理にでも動かして消火に取り組むんだろうか?!本当にこれ以上なにもできないのか、などと意地悪な見方さえしてしまいます。
結局、火災の話はつまるところ気候変動の話になり、メンバーの1人は、皆が働かないでもっと休んだらどうかと話してました。その人はフィンランドに長年暮らしたことがある人で、フィンランドではまさに週休3日制が検討されてると話していました。
そのメンバーは働く日数を減らすことで、右肩上がりの経済成長を横這いもしくは止めるのはどうかと言っていて、(ちなみにフィンランドの週休3日制導入検討は誤報だったそうですが)
それが森林火災の原因の1つといわれる気候変動に対して社会ができることの1つではという意見でした。
そんな話題から、スウェーデンのティーンエージャーの環境活動家グレタさんの国連での演説を思い出しました。
彼女が演説を始めたとき、ヒューヒューという感じの声援のようなものが起こってましたが、あの彼女の真摯な怒りの演説を聞いて私はただ黙るしかありませんでした。
地球環境を悪化させてきた責任の一端を担う大人として申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
あの演説を聞いて、ああ、素晴らしかった、とまるで本を閉じるように、地球環境問題に対して考えることを終わらせることはもうやめたいなと思いました。
なにができるかは、人それぞれ。
電気を無駄に使わないでも、水を節水するでも、余計なものを買わないでも、自然環境に配慮する企業の商品を購入するでも、なんでもいいので、なにか1つでもやれることを皆がしていくことが大事だなと思います。
ちなみに私のだんなさんにあなたは何をする?!と聞いたら、
(裏山に)木を植え続ける
と言ってました。頑張れ〜
しかし同時に環境問題を考えだすと、私たちの生活は矛盾だらけなことにも気がつきます。
テニスメンバーとそういう話をしながらも、毎回テニスで使われるボールが大量に作られ廃棄されているのを考えると、これどーすんだ?!と絶望的になって、じゃ、そういうスポーツをするのをやめたらいいのか?!となりますし(ボールに空気を再注入してリサイクルするやり方をしばらくしてたけど結局ボールのハネが不均衡であまりよろしくない)、
昨晩、肩甲骨まわりの筋肉が痛かったのでなんとかしようとヨガマット(最近買い替えた)を敷いて簡単なヨガをしてたのですが、このヨガマットはポリ塩化ビニールでできてて、これが大量に世の中にでまわってること考えると頭がくらくらするし、
環境に配慮されて作られたワインを選ぼうと思いながらも、そのワインは遠いところから輸入されてきていて、その輸送で出されるCO2を考えるとワイン飲んでる場合じゃないでしょ(汗)と思ったり…..
朝のほっと一息のおいしいでも海外から輸入されたコーヒーや紅茶はどうなるのか、昔みたいに日本茶やほうじ茶(好きだけど)でまかなっていくしかないのか…..
という具合に環境問題をつきつめていくと、このような
個人の便利&楽しさ VS 環境破壊の原因
の対立のジレンマに陥ってしまいます。
環境問題に取り組もうなんて書いても、今すぐその便利さや楽しさを手放せない私がここにいます(大汗)。
仕方がないから、自分の大いなる矛盾に気づきながらも、できることをとりあえずやっていくしかないんだろうなと改めて思う次第です。
という感じで私は去年の夏から洗濯洗剤もほとんど使わなくなりました ↓
http://keiso-osentaku.biz/products
この商品はケイ素を使ってますが、マグネシウムを使った商品もあるそうです。
このような商品が環境にどのくらいよいのか、正直まだよくわかりませんが、とりあえず洗剤をたれ流してないのはよいような….
使用してきての個人的な感想ですが、汚れはちゃんと落ちてます。
洗剤を購入しなくてよいので手間もお金も助かります。
あと洗濯槽のカビ汚れがなくなりました、思うにあのカビは洗剤のカスだったのかなと。
洗濯槽のカビ汚れがなくなったので、その除去用につかってた酸素系漂白剤も使わなくてよくなったのでそれもよかったです。
という感じで、環境問題でのジレンマに陥ってやる気がなくなっても、とりあえずなにか1つづつでもやっていくしかないなと思います。

↑ テニス中にでた虹。とても大きなアーチで、薄くてみえにくいけどダブルレインボーです。