先日、神戸に出かけた際、約束の時間より1時間半以上も前についてしまったので、地下鉄駅構内にあるセルフオーダーカフェで時間つぶしにお茶することにしました。
コーヒーかアイスティか迷っていたら、アイスミルクティの写真に「和三蜜」と書いてあります。
おー、これにしよっと ♪
カウンターでメニューのその写真のところを指差してオーダーしました。
オーダーを受けたのは20代後半〜30代前半くらいの女性で、ぱっとみ、顔色がすごく悪いのが目立ちました(仕事柄気になる…)。
すぐにアイスミルクティのグラスがカウンターに置かれましたが、和三蜜のピッチャーがついてないので(横に添えられてくると思ってた)、
「甘みはすでに入ってるんですか?」とその女性に尋ねたら、
「そちらにあります」とカウンターの前のガムシロや砂糖、お手拭きなどが取り放題に置かれてる場所を指されました。
和三蜜も取り放題?! と思って、探してみましたが、普通のガムシロしかおいてありません。
それで再度カウンターに行き、
「すみません、和三蜜、そこには置いてないみた…」
と言い終わる前に、その女性はカウンター越しに私のトレーに置いてるアイスティが入ったグラスを瞬時につかみあげ、
自分のうしろにあるミニ流し台のシンクに、そのアイスティをバシャっとぶちまけ(捨てた)、
すぐさま横にいるドリンクスタッフに専門用語でオーダーを通し、
私の空いたトレーの上に、和三蜜入りミルクティーと思われるグラスをトンッ!と起きました。
漫画かっ!
と突っ込みたくなるような、10秒ほどの出来事です。
その間、その女性は、お客である私に対して一言も言葉を発しませんでした(失礼しましたとか、和三蜜をご希望でしたか、とか、こちらが正しい商品です等)。
無言でミルクティを私の目の前で投げ捨て、無言で和三蜜入りのミルクティのグラスを目の前に置いたのでした(冷汗)。
その瞬時に行われた対応にごくりと息を飲んでおりましたが、あー、私は無糖のミルクティーをオーダーしたことになっていたんだ、とわかり、
「和三蜜と先に言えばよかったですね」
と、その女性に言いました(彼女の対応を指摘しなかったのは、この日は嫌な気分になりたくなかったからです、苦笑)。
そしたら、その顔色の悪い女性は、
「ええ」と言いながら、にこっと笑ったんです。
笑った瞬間、彼女は 小西真奈美の顔!(目は細かったですが)になりました。
ひゃ〜こんな可愛い笑顔を封印して、あんな接客してるんだ〜!(大汗)
席にすわって、和三蜜ミルクティーをちゅーっと飲みながら(和三蜜のコクなし、ガムシロで良かったやん、涙)、さっきの女性の真顔と笑顔の両極端さの対比に気を奪われたままでした。
彼氏とうまくいってないのかね?!
それとも
あの笑顔を消してしまうほど、彼女の心は毎日の生活にすり減らされてるのか?!
などと、オバさんらしい(汗)詮索をしてましたが、
でもな〜、こういうこと、東京とか都会に住んでたころにも経験したことあるな〜、
今の田舎に住んでたら、こういう目にあうことはないから、随分久しぶりな感じだな、と思って、
もし同じことが私の住んでる地域の店で起こったら、どうなるかなと想像してみました。
カウンターでオーダーをとるのは、もちろんお姉さんではなくて、年配のおばちゃんでしょう….苦笑。
「すみません、和三蜜、そこには置いてないみたいですが…」
「あら〜(おばちゃんらしく情感たっぷりに)、あんた和三蜜頼みたかったん?!
あたしゃ、てっきり砂糖なしのミルクティと思っとったわ、あら〜ごめんな、じゃ、このミルクティは私が飲んどくわ(ってなんであなたが飲むのか?!、と思うけど、多分、もったいないからこう言うでしょう、苦笑)」
とミルクティのグラスを脇に置きながら、
(ドリンク係に向かって)「和三蜜ミルクティーだってさ、お願いね!」
その一連のやりとりで、私も、
「あ、そっか、ちゃんと”和三蜜”のミルクティって先にはっきり言えばよかったね、ごめんなさいね〜」と言うでしょう。
「ええんやで、なんでもないで(大したことじゃない)、はい、こっちね」と和三蜜ミルクティーがトレーに置かれる。
たぶん、こんな感じかな。
このやりとりで、数分は、かかるでしょう(苦笑)。
ベタベタなつきあい、で、時間はかかる、けど、心は嫌な感じはしない。
一方、さっきのやりとりは、ものの10秒ほどで、自分の望んだものがすっとでてくる。
心は嫌な感じはするけど、ベタベタしないし、素早いサービス。
どっちがいいとか悪いってこともなく、また都会が全部こうというわけでもなく、心地よい接客をしてくれる人もたくさんいます。
でも、今回の対応で度肝を抜かれたので、あ〜私は田舎にすっかり慣れてるんだなと改めて思いました。
あともう1つ、なぜ、私にこういう出来事が起きたのかな?!と、考えて、すぐに思い浮かんだのは、前日にAさんという女性の近況を人づてに知ったからだとわかりました。
そのAさんも、カウンターの女性みたいに、笑ったら、ずきゅん!と胸を射抜かれる可愛い笑顔の持ち主なのです。
Aさんは、わけあってその笑顔を封印した生活を長年送っているので、
自分の最大の魅力であるかわいい笑顔を取り戻して、自分らしく生きて欲しい、みたいな話をお会いしたときにしておいたのです。
でも前日に人づてで聞いた近況では、今でも相変わらず、笑顔よりも、自分の笑顔を封印させる原因をつくった相手に対して怒る&文句をいう、という生活をしてるようでした。
それを知って正直私は気がふさいだのですが、感じないようにしてたのでした。
それで、同じように笑顔を封印してるカウンターの女性をみて、その気持ちを再度じっくりと感じることになったのでした。
ああ!、Aさんにしてもさっきのカウンターの彼女にしろ、その可愛い笑顔をもっと見たい!
あんなに胸に響く笑顔を隠してるなんて(つまり、それはそういう心の側面も隠して生活してるということだから)、もったいないな〜、悲しいな〜
と、和三蜜ミルクティーを飲み干しながら思いました。
私がイケメンなら、さっきのカウンターの彼女に、君の笑顔は素敵だよ、その笑顔を忘れないで、と漫画みたいに声かけできたかな(汗)……
いやいや、もし私がイケメンだったなら、そもそも、彼女は笑顔で対応したかもしれません(苦笑)。
私も自分で自分の魅力を封印していないか、見直そう!
↓ メダカ鉢に咲いた睡蓮。
突然、ある朝パッと開いてるので、彼女たちの笑顔みたいに、みつけたらはっ!とします。

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そういえば、あのこと以来笑うことが減った、と思う方、
もうそろそろ笑顔を解放してもよいのでは!?
あなたの笑顔は、自分だけでなく、まわりの人をも幸せにします。
カウンセリングやホメオパシー療法で、握りしめてるつらい出来事を手放すお手伝いができるかもしれません。
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