その日は土曜で、息子の部活の試合の送迎当番で、午後まで外にでていました。
お昼も食べないで息子と直帰して、台所へいったら、ハンバーグの残りを平らげたお皿が置いてありました。
そのお皿の中身は、翌々日に息子が修学旅行に行く日のお弁当のおかずとして、とっておいたものでした。
細かくいうと、ハンバーグを夕食に作った日に、ハンバーグのタネで小さなミートボールをつくりソースで煮込んでおいたものでした。
空のお皿におののいてる私にダンナさんが笑顔で、
「ハンバーグ美味しかった!」
と声をかけてきました。
なぬっー!!(怒)← 頭の中では彼に飛び蹴り中。
いつもの登校時間より早くでる&その日は私も朝から仕事で時間がない、ために仕込んでおいたメインのおかずを、こいつめー!
「あれは、お弁当のおかずとしてとっといたの!!明後日、お弁当つくらなきゃっていう話したでしょ!!」
顔が青くなるダンナさん…. VS 顔がどんどん怖くなる私
「ただのハンバーグの残りじゃなくて、ちゃんとミートボールの形にしてたでしょ、食べるときに、残り物にしてはおかしいって思わなかったの??!」
彼「えっ、確かに、おかしいな、なんでわざわざ、こんなに小さくしたの?!って思ったけど…」
「うそでしょ!!しんじらんない!! 他のもの食べないで、なんでわざわざ、これ食べんの??!」
ひたすら謝るダンナさん VS ひたすらののしる私
結局、罪(?)ほろぼしに自分がおかずを作るよといいだし、ダンナさんが次の日煮込みハンバーグを生まれて初めて作り、無事に息子のお弁当のおかずになりました(無理やり作らせたわけではありませんので、念のため…)。
他人にとってはどうでもいいようなこの出来事ですが、何で私はこんなに怒ったんだろう、と、いつものように内省してみました。
私の怒りの「元」は、短くまとめると、以下の2つでした:
・私がちゃんと想定して物事を進めてるとダンナさんには理解されてない(だから食べちゃった)
・先を想定して作り上げたものが報われなかった
この2つは感情でいうと「落胆」みたいなものです。
落胆が怒りとしてでてきてたのでした。
今の私にこのようなことが起こったことも意味があるので、それについても考えてみました。
この出来事で私は何に気づいたらいいのかな〜って俯瞰してみたのです。
そしたら、次のことに気がつきました。
取って置いたお弁当のおかずを食べられた、という本来ならちょっと笑える出来事に対して、今回の私の怒り=落胆は、自分からみても、全く「そぐわない」ものでした。
目の前の出来事と比べて、起きてる感情がそぐわないときは、そこに不要な感情がのっかってる、ということでもあります。
例えば、怒りのマックスを10という数字で表すと、
もし私がコツコツと貯めてきたお金を勝手に使い込まれたら、
怒りのレベルは 7 とか 8 が妥当かもしれません。
でも、冷蔵庫にとっておいたおかずを食べられた、に対する怒りは、1かせいぜい2くらいの怒りが妥当でしょう。
なのに、私は今回、5 か 6 くらいで怒っていたと思います。
って、ことは、全く目の前の出来事と「そぐわない」怒り=落胆なわけです。
私がこのそぐわない落胆の度合いから気がついたのは、
私はお弁当のおかずの想定に、「力をいれすぎてる」「プレッシャーを自分にかけすぎてる」ということ、でした。
つまり、今回のおかずが食べられた事件は、私に、
ー入念に準備しすぎてるときは、自分にプレッシャーをかけてるときだよ
ー想定しすぎると、その通りにならないと、過剰に反応してしまうよ
と教えてくれたのだと思いました。
まだまだ肩の力を抜くところが、いっぱいです(汗)。
しかし、おかげで、今度からハンバーグはダンナさん担当のおかずになりそうです。しめしめ(笑)。

↑ ちゃんと飲み水をあげてるのに、一輪車にたまった雨水を想定外に飲むスコッチ。何も想定しない猫のようになりたいものです。