遠い親戚より近くの

先日、私のダンナさんにインタビューしたいというお客さんが東京から来ました。

フランス語教材を Pod cast (ネット上で音声ファイル等を公開するアプリ、いつでも聞けるラジオみたいなもの)で配信する会社の人で、

我が家にやってきたのは、代表のベルギー人男性とアシスタントのかわいい日本人女性でした。

(ベルギーはフランス語圏とオランダ語圏がありますが、彼はフランス語圏の人です)

用件は、日本で田舎暮らしをしてる仏人のダンナさんにインタビューをして、そのやり取りをフランス語教材の1つとして使いたいということでした。

フランス語学習に興味のある方は、彼らのサイト:ショコラ へどうぞ ↓

Chocolat! (ショコラ= フランス語でチョコレートです)

アシスタントの女性は、もともと、このPod cast を使いフランス語を学んだそうで、ペラペラと話せる域に達してました。

いわゆる教科書で使われる文法に従ったフランス語ではなく、生きたフランス語をたくさん聞けて、確認のために文字起こしのテキストもみれるので、話せるようになる確率はかなり高いと思います。

話を戻しますが、インタビューの前に、我が家のまわりののどかな光景をみながら、ベルギー人男性がまずダンナさんに言った言葉は、

「ここに住んでて孤独を感じないの?」(寂しくない?みたいニュアンス)

でした。

周りの家の数が少ない&店もないからか、はたまた外国人などいそうにない里山だからか、そんな質問をしたようです。

しかし、これ全く都会の人が想像するのと真逆なんですよね〜

私の住むところでは、隣保(りんぽ)という小さなグループの近所付き合い(15世帯前後の集まり)があって(いわゆる町内会)、近所の人とはまるで家族のようなんです。

去年90でなくなったおじいちゃんから聞いたのは、昔は隣保の皆でそれぞれの家の田んぼ作業を順番に総出でこなしたり、なんでも助け合って生きる本当に家族同然のような関係だったのだそうです。

現代では、もうそんな密なつきあいはなくなってますが、節目節目の行事の名残があり、総会などの単なる会議だけでなく、お花見から始まって夏祭り、一斉に川掃除、とんど焼き、年度末の飲み会などがあり、都度みなさんとお会いします。

行事は強制ではないから、いつも参加しなくてもいいのですが、皆仲良しだから、行けるなら参加する、という感じで気楽です。

もちろん道で会えば話したり、イノシシにさつまいもを食べられた話とか、誰かが病気でなんて話もありますが、

都会にいてたくさんの人に囲まれてたけど、そのほとんどが知らない人、ではなくて、まわりの人を全員知ってて、なにかあればその人たちは助けてくれるとわかってる環境なので、孤独は全く感じないのです。

そういうつながりを閉塞感と感じる人もいるかもですが、ここは関西だからなのか?!、皆さん、あっけらかんとしていつもユーモアもあるし、変に入り込んでもこないし、理想的なコミュニティだといつも思います。

と、いうことで、先日恒例のお花見がありました。 ↓ こんな感じ。

それぞれの隣保ごとに、好きな場所にシートを広げたり、椅子を持ち込んで、お花見をします(写真はまだ準備段階)。

私の隣保の今年のお花見弁当。もちろんビールやお酒つき♪ ↓

私は仕事があったので、おべんと食べてから先に抜けましたが、ダンナさんは夕方近くまで、他の隣保のグループのテーブルもまわって、皆さんとお酒飲んで笑っていろんな話をしたそうです、令和の話題から、しょーもない話まで(汗)。

遠くの親戚より近くの他人(9800kmほど離れてる、汗)の諺(ことわざ)を体現してるダンナさんもなかなかですが、

どこの誰ともわからぬ私たち家族を、6年前に、このコミュニティにフツーに受け入れてくださった皆さんもなかなかです(感謝)。

お花見おわって、余ったからとイカフライのパーティーパックをもらいました。イカフライ、添加物ばりばりですが、食べ出すとやめられない(汗)、しかもパーティーパック !

数日後に、鼻の上と横に、久しぶりに吹き出物が発生しました….



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