プログラミングで、コンピューターに実際にこうしてああしてと命令するために書かれるテキストのことを、コード/codeといいます。
今回の記事、もちろんプログラミングの話ではありません(私、門外漢です、汗)。
コンピューターはコードで指定された処理をせっせと機械的にこなしますが、
私達人間も、実は自分の中にそのようなコードをいっぱい入力(記憶)していて、コンピューターさながらに、その過去のコードにしたがった反応をしています。
つい先日ですが、ダンナさんが妙にイライラしてるので、なんでだろうと尋ねてみたら、
3万円ほどで購入した趣味で使うコンプレッサー(圧縮した空気で木の粉を飛ばしたりする機械)の空気が少し漏れてるらしく、それでイライラしてるのでした。
イライラして過ごしてるくらいなら、ただ単に対処して動けばいいのでは?
不良品なら販売元にクレーム入れればいいし、そうじゃないならどういう対処があるかネットで検索でもしたら?
と、話してみたら、
コンプレッサーでは微細な空気漏れは頻繁にあるらしいことがわかり、専用の修理テープが近所のホームセンターでも100円くらいで販売されていて、それを貼ったら何の問題もなく使えるようになりました。
しかも、冷静に彼のコンプレッサーをみたら、その空気漏れ対策の修理テープがもともと付属品でつけてあったのでした….
最初からよくみろ〜!(ダンナさんは説明書とか読まない人)
というたわいもない話のようにみえますが、
しかし、ダンナさんと話してわかったのは、タイトルに書いたような過去の不要なコードが彼の中に入力されたままになっていたということでした。
彼は過去にフランスで電気製品を購入したときに、使いだしてすぐに不具合がみつかった経験が何回もあって(日本ではあまりないでしょうが、海外でこういった経験のある人多いと思います)、
しかもメーカーに電話してもカスタマサービスで対応してくれなくて(これも海外でよくある)メチャクチャ腹を立てた経験も重なってしまっていたので、
それらの経験から、彼の中に
<購入した電気製品に不具合があると>
<メーカーにかけあっても>
<ラチがあかない!>
<俺はやられっぱなしになる!>
というコードが入力されてしまっていたのでした(汗)。
私には幸いそういうコードが入力されていないので、不具合があるなら、メーカーに電話する、もしくは対策があるか調べる、と冷静に対処できるのですが、
彼には上記のコードが入力されているので、
メーカーに電話しても腹が立つだけ、
こういう問題はラチが明かない、という反応になって、それでイライラしたまま過ごしていたというわけです。
コンサルテーションでもお話を伺うとよくわかるのですが、どんな人も、こういう不要なコードをたくさん入力したままでいます。
例えば、子どものころ、親に、
お前は何をしても長く続かない
なんて言葉を言われた人は、そういうコードがそのまま入力されてしまっていて、
< 私はなにもしても長く続けられないんです> みたいなことをおっしゃるのです。
そして実際にそういう人生になってます(転職を繰り返す)。
なぜなら、その入力されたコードに従って反応したり自分の行動を決めていたりするからです。
私にもたくさんありました(今もあります)。
例えば、小学校の頃、校外にでて風景画を絵の具で描いていたのですが、下書きに時間を使いすぎて絵の具で塗る時間がなくなったので、とりあえず授業時間内に終わらそうと筆に絵の具をたっぷりとってばーっと勢いよく塗りつぶしていたんですね。
そしたら、そこにたまたま先生がきて、私のその塗りつぶし方をみて
あなたはザツだね!!
と、すごく批判的な口調で言ったんです(汗)。
そしたらそのとき <私はザツだ> というコードが私の中に入力されてしまって、長いこと私はそのコードにのっとった行動をしてました。→つまり自分がザツだと思って、色んなことをザツにしてました。
ある日、自分の中のそのコードの存在に気づいて、デリート(削除)しましたけどね。
先生がみたあの瞬間の私の絵の具の塗り方は確かにザツだったでしょう、
でも私は全てにおいてザツな人ではないんだ、と、気づいて、あの日の先生のその言葉を消去したわけです。
そしてザツではない人になりました。
今回、ダンナさんにも、上記の不要なコードが入っていたことを説明して、そのコードはもう不要なのでデリートするようにいいました。
コンサルテーションでも、過去に入力された不要なコードをみつけたらデリートするようにお伝えしていますが、こういう不要なコードは自分でもみつけることができます。
不要なコードのみつけ方は簡単です。
今回のダンナさんみたいに、イライラしたり、感情がネガティブに強く動くことがあれば、そこにそういうコードが入力されてるということになります。
不要なコードをどんどん消していくと、生きやすくなります。
偏見がなくなって、素のあなたになっていくからです。
それがどんなに楽で生きやすくて、心地のいいことか。
是非、経験して欲しいです。
1人でコードをみつけるのが難しい方、ホメオパシー療法やカウンセリングでそのお手伝いができます。
不要なコードを外すだけでなく、新しい素敵ななりたいあなたになれるコードを入力することもできます。
ご興味のある方はHPの方へどうぞ:https://arnicahomeo.com/
スコッチよ↓ ニャンコには、不要なコードはインプットされてませんよね?!
