子どもが問題にぶつかったとき①

今は4月で新年度の始まりなので(ちなみにフランスは9月が新学期)、子ども達は新しい環境に入ったばかりだと思います。

新しい環境に入ったから、とは限りませんが、子供たちが成長していく過程で、問題にぶつかったときに親に何ができるか、を書いてみたいと思います。

これは私がクライアントさん達の話を聞きながら、子ども時代に起きた問題が、なぜその後の人生においても未解決なままかを考えてきて辿り着いた「親ができるサポートの方法」です。

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子どもが外から帰ってきて、親であるあなたに、今日こんなことがあった〜、と泣き出したり、プリプリ怒り始めたり、どよーんと落ち込んでるとき、

とても大事なのは、

その時点で子どもが持ってる感情をうまく外に出すのを手伝ってあげる、ことです。

まずは、

「そうなんだ」とか「そうか〜」

みたいな中立的な相槌をうちながら、何が起こったかを全部話してもらいます。

話の組み立てが悪くてよくわかりにくくても、途中で口を挟まないで(汗)、まずはその子のペースで話してもらいます。

子どもが話し終わったら、(何が起きたかわかりにくかった場合は、ここで質問などして何が起きたかを把握してから)

「それで、XX(子どもの名前)は、その時、どう思ったの?」

「XXは、その時、どう感じたの?」

と、その子が内側で感じたものを言葉にしてもらいます。

ポイントは、その時に子どもの中で起こった感情や感覚を、表に出す=言葉に出して確認することです。

いったん起きたいわゆるネガティブな感情というのは出さないでいると、心身のエネルギーをブロックします。

えっ?!と思うでしょうが、幼少期に起きた何十年も前のネガティブな感情を、延々と大人になるまで閉じ込めてることはよくあるのです。

また、この作業は、感情を出すというためだけでなく、いつも自分が本当は何を感じてるかを知るための練習でもあります。

大人になっていく途中で、感情や感覚よりも、思考の方が優勢になっていく方は多いです。

自分が何を感じたかよりも、論理的な考え方で感情から離れる方向に向かっていくのです。

感情に向き合うと心が痛くなるから、論理的に考えて感情に触れない方が楽だからかもしれませんし、感情的になるのはみっともないといった日本的な感覚からかもしれません。

ちなみに「感情的になること」と、「自分の感情を感じる」ことは違うことなので、そこは勘違いのないように。

感情的になる、というのは、感情に従って話したり、感情に従って行動すること。

感情を感じる、というのは、自分の中にある感情をただ感じる、だけ。どんな感情が起きてるかを自分で把握することです。

長いのでに続きます。

DSC_4522

隣のお宅の屋根に昇ってしまったニャンコ達。奥がミヌ、手前がスコッチ。
降りてこれるよね〜(汗)

 

 

 

 

 

 

 

 

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