教師か反面教師か

10年ほど前に読んだ河合隼雄さんの本の中に、

「(子供が)親よりちょっとだけ変われるというのは、ものすごい難しいんです」

とありました。

これはとても面白い事実だと思うので、親と子の話題がでたときに私はこの文章をよく引き合いに出します。

上記の文章が指してる例をあげると

一夜にしてお金持ちになることを夢見てるようなお父さんがいる家では、必ず息子が「お父さん、そんなバカな夢ばかり見てないでコツコツ働かんと」(文章抜粋)と言うみたいなことです。

ものすごい数のカウンセリングをされた河合隼雄さんからみても、子供は親に似たような人になるか、全く正反対のような人になるかで、親とちょっとだけ違う人にはなかなかならないようです。

こういう例は実際よくみかけます。

おっちょこちょいの母親になぜかしっかりものの娘さんがいるとか、すごく優しいお母さんの娘さんはまったく同じように優しい娘さんで格好もよく似てるとか。

父親/母親のことをひどく嫌っていて、ああはなりたくないと言いながら、客観的にみると全く同じような生き方をしてる人もいます。

この現象は、その子が親を教師としたのか、それとも親を反面教師にして人生を学んでいったのかの違いと思います。

ちなみに私の場合は、私の親は完全なる反面教師です(汗)。

ところで、親という存在&親の人生が子供の人生に反映される現象ですが、これは子供が連れてくる恋愛/結婚相手にもつながるはずです。

河合さんの同じ本の、でも別の箇所からの抜粋ですが、

「(子供が)どんな相手を選ぶかというのは、親がそれまでやってきたことが全部入った”総決算”としてでてきている」のだそうです。

つまり、自分の息子が連れてきた相手が、母親に似ているタイプなら、その子は口には出さなくても良い母親だったと思ってくれてるし、娘が連れてきた相手が父親に似てるタイプなら、その子は良い父親だったと思ってくれてたということになります。

似てるなら、自分たちがみせてきた母親像や父親像が子供から評価されていたと言えるし、正反対のタイプを連れてきたら、違う母親父親像をその子は欲していたといえます。

ちなみに、私のダンナさんは、私の父親と正反対のタイプ(汗)、あんな父親はいやだって思っていたという表れですね(大汗)。

そして私は、義理の母とは趣味や好みは違いますが、似てるタイプと思います。

だから私のダンナさんは自分の母親が良かったと思ってたということだと思います→ 本人に確認しましたが事実でした。

ということで、「親」として子供からどう評価されていたかは、結婚相手を連れてきたときに、はっきりとわかるということです(怖)。

そして、もし子供が結婚しない道を選んだら、結婚自体を良いものとしてみせられなかったとも言えますね(怖)。

注)もちろん、親とちょっとだけちがった人生を歩めてる人は少ないけどいると思うので、上記の話は、全ての人に合致するわけではありません。

sapin

クリスマスがあっという間に近づいてきました、その前に今年、私は大掃除ができるのだろうか…(謎)。

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上記の河合隼雄さんの本は、

「こころの子育て」誕生から思春期までの48章 朝日文庫

Q&A方式で簡単に答えられないような問題にも、暖かく、しかし真実からそれない回答をしてくれてます。全世代の子育て中の方にオススメの本です。

 

 

 

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