お世話になってる近所のSさん家は、一家で飲むお茶を毎年手作りしています。
去年と一昨年は忙しくて参加できなかったけど、今年は日がピッタリ合ったので参加させてもらいました。
ただ、茶葉を摘みにいく時間まではなかったので、Sさんの奥さんが先に摘んでおいてくれました(感謝)。
この辺りは茶ノ木がそこら中の山に生えているということもあり(過去には皆が自家用に茶ノ木を植えていたので)茶摘みといっても丁寧に葉だけをつみとってくるのではなく、一番茶となる新芽のでてる枝ごと豪快に採集してくるのです(汗)。
ですので、作業としてはまずは一番茶と呼ばれる新芽だけを枝からちぎり取っていきます。
新芽だけを摘み取ったところ ↓
キレイな緑色に癒されます。生のまま口にいれて噛んでもお茶の味。
茶葉だけを集めたら、次はおおきな鉄の鍋で炒っていきます ↓
炒ったら、乾かし干します。しばらくしたらまた炒ります。
Sさん家用の今年の茶葉 ↓ さすがに一年分は大量です。
私は仕事があったので2回炒った後に我が家用の分を持ち帰りました。
その後は忙しかったので、数日、ざるの上で干しておきました。
そして時間ができたときに、家の中で今度はフライパンで空炒りしました↓
炒っていると、お茶屋さんの前を通るときのあの香りがしてきます。
吸い込んでると身体も家の中も浄化されるような何ともいえない高貴な香り。
茶葉を干す回数や炒る回数はそれぞれの家の好みにより異なるそうで、
蒸す人もいるらしい。
私は家で2回炒りました。そして保存瓶にいれてできあがり ↓
その後は、やかんなどで麦茶みたいに葉ごと煮立ててもよし、急須で入れてもよしです。
Sさんの奥さんは、やかんで煮立てる前に、軽く茶葉をフライパンで毎回炒るそうです。そうすると香ばしさを一年中味わえるんだとか。
私は梅雨の時期にもう一回だして、ほうじ茶くらいの色に炒ろうかなと考えてます。
番茶って下級煎茶の呼び名と思いますが、このホームメイドのお茶は一番茶のみのぜいたく使用だから高級煎茶でもあるのでは?!
お茶をつくる手間も時間も相当かかるな〜と思うけれど、お茶の新芽に触れる作業は、目から手から鼻からと身体にとてもいい影響があるだろうなと改めて思いました。
カテキンやビタミンCも多い新茶、お茶殻は掃き掃除にも使えるので無駄なし、です。