私は築80年を超える古い家に住んでいて、暖房は薪ストーブです。
暖房の理想は、私にとってガス(電気でなく)の床暖房なんですが(前に住んでた家がこれで非常に快適だったから)、今、住んでいる地域はプロパンガス。
プロパンガス代金というのはうわさ以上に高かったので!それを床暖房に使うなどという勇気はなく、古い家という条件で、田舎生活も楽しめる暖房として薪ストーブを選んだのでした。
住むにつれ、薪で火をつけることにも相当慣れてきました。火をつけるには、火付け役となる材料(杉の葉や紙)も必要なんですが、非常に大事なのが薪自体の組み方。空気がよく抜けるように組み上げて、火の通り道がつくることが重要なのです。
↑ 火の様子を写真に撮るの難し〜、ってか、これ猫が完全にメインの写真(苦笑)
この空気が抜ける部分を上手に作れていると、1回マッチを擦っただけで、ごおーっと勢いよく火がまわり、薪が燃え上がります。
ごおーっと音がして火がまわるその勢いをみていると、自然治癒力の流れのことをいつも思います。
自然治癒力というのは、自分で自分を治す力のことですが、それはエネルギーの流れでもあります。ホメオパシー療法では Vital force と言ったりしますが、この自然治癒力が綺麗に流れていないと、心であれ身体であれ不調の状態になります。
土から寄生虫病の特効薬となる微生物を発見しノーベル賞を受賞した大村教授が、我々の持つ問題の答えはいつも自然の中にある、というようなことをおっしゃってましたが、同じような言葉を芸術家や知識人達が残しているので、まさにそうなんだろうと思います。
薪ストーブの火をみながら、火の流れは自然治癒力=人間のエネルギーの流れをみせてくれていると私は感じます。火も抜け道があると燃え上がるように、人のエネルギーもつまりなく流れれば、不調が解消され思いきり、その人らしいエネルギーで生きることができます。
なにがエネルギーの流れをつまらせているかというと、人により様々ですが、薬などで抑圧された症状だったり、事故でのケガだったり、精神的なショックや、過去に作られた思い込みの感覚や思考パターンだったりします(正確にいうと流れがつまっているだけでなく、波動自体が本来のものとは違うものになっているのですが)。
そのようなつまりを外すことができたら、火のようにごおーっと勢いよく、その方のエネルギーは流れ、今よりもっと自分らしく、元気に生きることができるようになります。
自分のエネルギーの流れ、つまってませんか?
エネルギーはみえないものだけど、つまっている人は実は自分でわかっているのだと思います。
いろんな病いや不調に妨げられてる毎日だったり、心の方もなんだか縮こまって生きている気がするとか、自分の能力をフルに使ったことがないとか、そんなことを感じてるはず。本来はもっと自分のエネルギーって勢いのあるものだとは思いませんか?
エネルギーがつまっている感じがする方、ホメオパシー療法ではそのつまり(乱れ)をレメディというものを使って取ろうとします。ご興味のある方はHPの方へどうぞ:https://arnicahomeo.com/
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