ある程度の年輩の方でなくて、だしをきちんと取っている人ってどのくらいいるんだろう…出汁を毎回とるわずらわしさを考えると、顆粒だしや液体だしに走るのもホント理解できます。
でも顆粒だしには色々なものが使われていて、一番気になるのは化学調味料。
化学的に類似の味を作り出しているので、かつお、にぼし、こんぶ、しいたけなどの自然のだしとなる原材料は全く使われていないことがほとんど。
(煮汁を一部使っていたりする商品などはあり)
化学的なもので体に影響があることはもちろんだけど、味覚が混乱していくことも、さすがに怖い、と本能的に感じます。
またそれだけでなく、糖分と、塩分が過度に含まれているらしいです。
自然の原材料からとった塩分と、顆粒&液体だしの塩分を比べると、後者は20倍以上にもなるらしい。
(そのせいか昨今は食塩無添加と記載されている市販顆粒だしが販売されてます)
以前は近所に自然食品店があったので、そこで化学的に作られていない自然派志向の顆粒もしくはパック出汁を購入して使っていました。しかし今の里山に引っ越してきてからは、自然食品店は近くにはありません。ネットで毎回購入するのも手間と配送費がかかるし…と思っていたときにコウケンテツさんのお姉さんが(→記憶曖昧ですが確か彼女だったかと..)雑誌ですばらしいアイデアを紹介していて、それ以来そのやり方で出汁をつくってます。
それはこれ↓
出汁に使いたい材料を全部ミルでひいて顆粒にするだけ!
我が家はこんぶと鰹節と熟成にぼしを入れてます。
ミルの性能がいまいちなのか、昆布は少し粒で残ってしまうのですが、使うのには問題ないです。
すばらしいのは、鰹節も煮干しも昆布も捨てる部分がなくて、すべて平らげることができるとこです。
ミルで数回分をひいておけば、まるで顆粒だしのように毎回手軽に使えます。
しかも、鰹の味を濃く出したいときは鰹節を増やせばいいし、煮干しだけがいいならそれだけミルでひけばいいので、それぞれの好みの出汁が作れます。和食の繊細なすまし汁には向かないのかもしれませんが、日常の家庭料理ではなんの不便も味の問題もありません。
手間がはぶけて体にもいいし、ごみもでない、オススメです。