アレクサンダーテクニーク

去年のことですが、時々ご飯を食べにいくカフェのオーナーさん(ピアノの先生でもある)が声楽のためのボイストレーニングを習っていると聞き、私もやってみたいと常々思っていたと話したら、ボイストレーニングをやるなら絶対「アレクサンダーテクニーク」がオススメと教えてくれました。

「へー、面白そう、またいつか機会があったら(やろう)」と答えたんですが、その後にふと「いつか」っていつだ?! 年も相当とってきているのに、「いつか」と後回ししていたら、死ぬまでにやりきれないんじゃない!?、それとも足腰たたなくなるころにボイストレーニングするつもり?!と自分につっこみ行動を起こすことになりました。

この行動パターンは老化のなせるポジティブな面(苦笑)。

早速、家に帰って検索したら、マイナーであるだろうアレクサンダーテクニークを教えている方が不思議にも隣町にいらっしゃったんです。ものごとがとんとんと進むときは、いい方向に進んでいる(ハイヤーセルフの助けがある)と解釈しているので、これはもう進むしかありません。(ちなみにカフェのオーナーさんは隣の県まででかけて音楽の専門家にアレクサンダーテクニークを習っている)

 

アレクサンダーテクニークというのは、舞台に立つ方や音楽をやっていらっしゃる方にはわりと知られているセラピーのようで、これをやると体の動きや筋肉の使い方のクセがとれて、声がもっと響いたり、楽器の音がよくなるんだとか → そんなんでボイストレーニングにも結びついているらしい。

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ご興味のある方は、こちらへ:http://www.alextech.net
(写真のアレクサンダーさんがジャンコクトーにかなり似ているので、HPトップの写真をみるといつもちょっと笑えます…..)

 

まだ数回しかアレクサンダーテクニークを受けていませんが、ピアノの前で発声でもするかと思いきやそうではなくて、簡単なカウンセリングと座ったり立ったりの姿勢をみてもらい、私の体のくせみたいなものを教えてもらったりしています。

筋肉や骨格についての説明も受けたりします。実際に自分の体を動かしたり動かしてもらったりして調整するので、気のせいではなくてラクになることが「体感」できます。

面白い、です。ラクでいて、しかも猫背にならない姿勢なんかも教えてもらいました。(問題は家に戻るといつもの猫背に戻る….) こういうことの繰り返しで声もよくでるようになるようです。

アレクサンダーテクニークは体だけでなく、自分の体の動かし方の裏にひそむ精神のこわばりまで扱っています。だからそれにリンクした心身症状の改善も望めたりするわけで、単に体を動かすのとは違う体からアプローチするセラピーだと思います。

先日アレクサンダーテクニークのアメリカ人男性講師が姫路でワークショップをするというので誘っていただき、でかけてきました。

1日かけてのワークショップだったので、参加者の音楽家の方々が楽器を演奏してその姿勢をみてもらったりする時間もありました。音楽家でない私でも彼らの姿勢を変化する前と後でだす音や雰囲気の違いがわかり、かなり興味深かったです。

他には足の向きや肩の向きを本人にとってラクなほうに導くことで、同じ人物とは思えないような風貌?外観に変わるのをみたりできました。心に注目している人結構いますが、体にもっと注目してあげるとよりその人の可能性はひろがるなと感じました。

 

私個人にとって興味深かったワークは、たくさんの人とすれ違うワークでした。初対面の参加者さん25名くらいの方々と、まるで混んでいる駅の構内のようにぶつからないで素早く歩くというのをやりました。最初は会場内をぐるぐると自由に歩き、その後2つのグループに分かれて両端から素早く歩いてきてすれ違うというもの。

 

私は人との間にある程度距離がないと嫌いなタイプなので、このワークが始まったときは、げ!と思いました。会場内をぐるぐると歩くときも、なるべく外周に沿って人と交わらないように歩きました(こんなことしてたの私一人でしたけど)。

その後2つのグループが両端から歩いてきて、前からくる人々にわざと軽くぶつかるというワークになりました。

げ!人と近いの苦手なのにぶつかるのか〜(汗)と思ってると、講師の方が、体の力を抜いて、これは子どもの遊びのように、向こうから来る人々と体がぼよん、ぼよんと軽くぶつかるゲームだよ、と考えてね、と説明しました。

言われる通りに、体の力を抜いて、ぶつかっていいんだ、ぶつかることを楽しむゲームだと思うようにしました。

そして端から歩いて全く知らない参加者の人達と何回もぶつかって歩きました。若者、若いオネーサン、おじさん、おばさん….どしどしぶつかります。でも力を抜いているから痛くはない。誰もなんにも話さないし、ただ歩いて自分の進む方向をみながらすれ違ってぶつかるだけ。

するとこのワークの途中から、不思議なことに私はなんだか心地よくなってきました。わー、もっとぶつかって、私の肩に触れて、と感じました。

そして向こうからどんどんぶつかってくる人達は、全く知らない人達なんだけど、安心な暖かい感じがしました。行き交う回数が増えていくと、違う人ともぶつかるようわざと場所をずらしたりもしました。

まわりをみると私だけでなく、他の人も少しずつ場所をずらしているようにみえました。ぶつかってボディコンタクトしたことで、全然しらない人達なのに同胞というような感じすらしました。皆と抱き合いたいような気持すら持ちました。

その日全てのワークが終わって、最後に講師の人に参加した感想をいう時間がありました。私は上記のように、最初は人と近いのが苦手で嫌だと思っていたのに、ワークをしていくと気持よくなって、もっと自分にぶつかって触って欲しいと思った、という感想を述べました。

講師の人は、「面白いね〜 人が一番避けているものが実はその人が一番望んでいるものっていうのはよくあることだよ」というように答えました。

私はあのときのワークの感覚を思い出すと、少しウルッとします。私は人とすごく近くにいたいという気持ちもあるんだ、そして自分が心を開いて体をゆるめたら、皆とつながれるんだと思うと、暖かい気持になって、なんというのかありがたいな、と感じます。

 

体からアプローチして調子を整えたい方に、アレクサンダーテクニークオススメです。

 

心身全体の調子を整えたい方でホメオパシー療法にご興味のある方は、こちらへどうぞ:https://arnicahomeo.wordpress.com

 

 

 

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