マタタビって、昔、疲れた旅人がそれを口にすると「また旅ができる」くらい元気になったということから名付けられたとか(村の人談)。
ペット用に売っている粉じゃなくて、飼い猫に自生のマタタビをあげてみたいな、そう思っていたら、自分家の目の前の山にマタタビが自生していました(驚)。マタタビは花が咲く時期に、葉が白くなるので遠くからでも一目瞭然です。葉を白くするのは受粉してくれる虫を呼ぶための戦略だそうです。マタタビの花は、とても上品で綺麗な白い花なんですけど(夏梅と呼ばれる)、葉に隠れて咲くので虫はみつけにくいかもしれません。葉を白くしてくれるおかげで、マタタビを初めてみる私でもすぐにみつけることができて助かりました。
マタタビには、ドングリ型の正常な実と、虫が入って変形した実があります。虫が入って変形したほうが猫や人に効く成分が高いそうで、漢方でも使われます(写真は虫が入って変形した実)。
猫だけでなく、人間にも効果のあるマタタビ。例えばマタタビ酒を飲むと、とても元気になるようです(村の人談)。今回私が取ったものは、マタタビ酒を作るには実が少なすぎるので、全部猫用にしようかと思います。
マタタビ科で私達がよく知る果物には、キウイがあります。猫はキウイの実には反応しないけど、キウイの枝と根っこには、マタタビ同様の反応をするらしいです。今度試してみよう〜
小旅行用のバッグにひそむ猫。このまま連れて旅したいです…